あらすじ
1945年。下村家の末っ子として生まれた梅子は、蒲田のバラックに家族6人で生活をしていたが、姉兄と違い勉強が嫌いで、いつも劣等感を抱いていた。そんなある日、医者である父親・建造のたくましい姿を見たことから自身も医者を志すようになるのだった。懸命に勉強し続けた結果、梅子は医師免許を取得し大学病院に就職をする。さまざまな争いに巻き込まれながらも臨床と論文作成に励む梅子だったが、医師不足の問題に直面し、人々から影響を受け、今いる大学病院を辞めて蒲田の町医者となることを決める。そこでも梅子を待つのはさまざまな問題の数々で…。