- フリーキーワード
検索キーワード:「長谷川 卓也」
-
あらすじ
農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈っ たように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。 北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市札幌の近郊にある農村に 来るはずもない。それでも14人の農民が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策 で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やって くるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち・・・。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?