あらすじ

サシャは、ピアノを弾くことが好きなヴァンパイア。彼女は吸血鬼一族のなかでただ一人、ある致命的な問題を抱えていた。―感受性が豊か過ぎて、人を殺すことができないのだ。自ら人を手にかけることはせず、生きるために必要な血の確保を親に頼り続けようとするサシャ。両親は彼女の様子を見て、いとこの“血気盛ん”なドゥニーズと共同生活を送らせることを決める。血液の供給が断たれたサシャは、自分で獲物を狩るようドゥニーズに促されるが、どうしても殺すことができない。心が限界を迎えたとき、自殺願望を持つ孤独な青年ポールと出会う。どこにも居場所がないと感じている彼は、サシャへ自分の命を捧げようと申し出るが——。

あらすじ

モーツァルトの「ピアノ協奏曲」ハ長調から夢のようなアンダンテと、ラン・ランの母国・中国で人気の「黄河協奏曲」からの抜粋を演奏。コンサートの最後には、ブラームスの「ハンガリー舞曲」とリゲティのルーマニア民謡を演奏し、音楽的な花火を打ち上げる。