あらすじ

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残る秘境の大穴「アビス」。どこまで続くのかわからない深く巨大なその縦穴には、摩訶不思議な生物たちが生息し、現代の人類では作ることの不可能な貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿に人々は魅了され、冒険へと駆り立てられた。幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に「探窟家」と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街「オース」の孤児院で暮らす探窟家見習いのリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に謎の生物に襲われ命の危機にさらされるが、何者かの放った熱線により助かる。その熱線の跡を辿ると、そこには少年の姿をしたロボットが倒れていた。

あらすじ

リコは秘境の大穴「アビス」の縁にある街で、孤児として暮らす少女。リコの母親はアビスの冒険を繰り返す探窟家であり、彼女自身も大いに憧れを抱いていた。そんな中、リコはある日、人間の少年のようなロボットと出会い、レグという名前を付けて密かに暮らすようになった。そして、レグとの出会いから2ヶ月後に、母親のライザから封書が送られ、そこにはアビスの底で待つというメッセージが書かれていた。それによってリコはレグと共に、アビスを降りていくことを決意する。果たして、リコ達のアビスでの冒険はどうなっていくのか。

あらすじ

妖怪夫婦のヒヅチとハツナを救った夏目。夫婦は夏目の祖母・レイコのことを知っており、旅をしながら盃を作っているのだという。（「一夜盃」）／上機嫌で風変わりな宴会に出かけたニャンコ先生。その様子が気になった夏目が後を追うと…？（「遊戯の宴」）