夜ごと、無意識に外出し、徘徊する夢遊病に悩まされていたという大学受験生の少女。彼女はある時から霊に取りつかれていると気づき…（「夢遊の受験生」）。撮影者が実家に帰省した際、まだ幼い息子が歩いていると墓地を発見し…（「墓地の外れ者」）ほか。

「心霊曼邪羅36」は、日常に潜む亡霊の罠を描いたシリーズの第36弾です。夢遊病の受験生が遭遇する災厄、トンネルに出没する地縛霊、下町で噂される幽霊との遭遇など、恐ろしい心霊現象が日常と紙一重に描かれています。おぞましい怨嗟を発する心霊を捉え、怖いもの見たさで訪れる人々の恐怖をリアルに描き出しています。