映画「28年後…」は、現実に起こり得るパンデミックの恐怖を描いたサバイバル・スリラーです。ゾンビではなく、ウイルス感染によって凶暴化した生きている感染者が、非感染者たちを襲います。
監督と脚本家が追求した、フィクションの枠を超えたリアリティと臨場感。決して絵空事ではない、命をかけた極限のサバイバルが描かれます。
| 制作国 | イギリス |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2025年6月20日 |
| 作品ジャンル | スリラー |
| 公式サイト | 公式サイトを見る |
映画「28年後…」のあらすじ・キャスト
ウイルスによって凶暴化した感染者が世界を荒廃させてから、28年。生存者たちは孤島に身を潜め、厳格なルールのもと平穏を保っていた。
そんな中、ジェイミーとその息子スパイクは、ある極秘任務のため禁断の地へ足を踏み入れる。
彼らを待ち受けていたのは、緑豊かな大自然と、積み上げられた人間の頭蓋骨や変わり果てた姿の感染者たちだった。
人間が人間ではなくなる世界で出会った、生存者ケルソン博士はこう語る。
「奴らは進化した。もう別物だ」
- キャスト
- スタッフ
ジェイミー[アーロン・テイラー=ジョンソン]、スパイク[アルフィー・ウィリアムズ]、アイラ[ジョディ・カマー]、ケルソン博士[レイフ・ファインズ]
監督[ダニー・ボイル]
脚本[アレックス・ガーランド]
映画「28年後…」のレビュー
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
静かな導入から一気に荒れたロンドンへ引き戻される感覚が強烈!ドイル軍曹の存在感が効いてて、軍の正義感と狂気の境界をじわじわ感じる展開も面白かった。家族にウイルスが絡んでくる展開は唐突だけど、あえて理不尽さを突きつける感じが作品全体のトーンに合ってた。感染シーンのスピード感や混乱ぶりも相変わらず生々しくて、音の演出も追い打ちかけてくるような作り。後半の逃走劇から屋上の展開は少しご都合っぽく感じたけど、終盤のラストカットはしっかり余韻残してた。冷たさの中に一筋の希望を見せるラスト、嫌いじゃない!
面白い
28日後…から一貫してるのは、凶暴化した感染者たちより、利己的になりすぎた人間の方がよっぽど怖い、という視点ですかね。映画のタッチとしては28日後、28週後とも違う感じで、今回はプロローグ、前半、後半、エピローグでテイストが変わるというとても面白い作劇をしていたと思います。そしてエピローグのバカっぷりが最高でした!28年後は3部作らしいので、次はこの世界の中で「マッドマックス2」をやるんだなと思いました。そう思わせる、そう期待させる幕切れでテンションぶち上がりました!
グロい
怖い
続きが気になる
ウイルスが蔓延したら、こんなことが起きるのかと、ハラハラさせられた。
リアリティな怖さで、後味引くこと間違いなし。
緻密な伏線回収にも注目。

