映画「桐島、部活やめるってよ」は、朝井リョウによる青春小説を原作に、神木隆之介主演で映画化され、日本の主要映画賞に数多く輝いた作品。
キャッチーな映画タイトルと公開後の口コミから注目を集め、8ヶ月のロングラン上映された作品です。高校生独特の人間関係・スクールカーストを視点に、登場人物のそれぞれの心情を描いた物語になっています。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2012年 |
| 作品ジャンル | ドラマ |
| 公式サイト |
映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじ・キャスト
ある日、バレー部のキャプテンを務めていた桐島が、突然部活を辞める。
そのことは周りの誰にも相談されておらず、あっという間に学校全体に広がるが、同時に桐島がいなくなったことで、彼に関わる学生達の様子が変わり始める。
桐島の親友である菊池宏樹はやる気を失ったり、バドミントン部の宮部実果は小泉風助と出会ったりと、それぞれに少なからず影響があった。
そんな中、クラスでは地味な映画部の前田涼也は、桐島のことを何も知らないまま顧問の反対を押し切ってゾンビ映画の撮影を始める。
桐島がいなくなったことで始まった生達の変化とその結末は如何に。
- キャスト
- スタッフ
前田涼也(映画部)[神木隆之介] 東原かすみ(バドミントン部)[橋本愛] 菊池宏樹(野球部)[東出昌大] 沢島亜矢(吹奏楽部)[大後寿々花] 宮部実果(バドミントン部)[清水くるみ] 梨紗[山本美月] 沙奈[松岡茉優] 竜汰[落合モトキ] 友弘[浅香航大] 武文(映画部)[前野朋哉] キャプテン(野球部)[高橋周平] 久保(バレー部)[鈴木伸之] 日野(バレー部)[榎本功] 詩織(吹奏楽部)[藤井武美] 風助(バレー部)[太賀] 一井直樹 栗原吾郎 永井秀樹 猪股俊明 桜井聖 平田伊梨亜 井上沙映 屋上の男子[奥村知史] 片山(映画部顧問)[岩井秀人]
【監督】
吉田大八
【原作】
朝井リョウ
【音楽】
近藤達郎
【脚本】
喜安浩平 吉田大八
【製作】
菅沼直樹 弘中謙 平井文宏 阿佐美弘恭
映画「桐島、部活やめるってよ」のレビュー
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
タイトルにも話にもずっと桐島という名前はでてくるのですが、まったく登場しないんですよ。登場するのは名前だけ。こんなにも主人公不在で進んでいくストーリーはいまだかつて見たことありませんでした。とっても不思議な作品でした。
なんだか新しい映画でした。桐島は実際には出てこず、他の生徒たちで話が進んでいきます。
高校生の複雑な人間関係や思いが描かれていて、この年代の子たちはそうだったなと懐かしい気がしました。
中心の生徒が1人いるかいないかで、他の子たちの言動が全く変わってくるのが面白かったです。
原作がすごく面白かったのであえてあまり期待せずに鑑賞しましたが、原作には及ばずですがなかなか良かったと思います。なんといっても、みんなの話題に上がる「桐島」が登場しないというのが斬新ですよね。なんとなくこんな感じだったなと、高校生時代をしみじみ思い出してしんみりもさせられました。
タイトルになの上がっているキャラが直接登場しないことで、周囲のキャラクターたちの思いがより浮かび上がるのが面白い。高校生たちの葛藤やもどかしさ、ちょっとした解放感がリアル。「映画秘宝」の知名度が爆上がりしたのは、この作品のおかげと思う。
朝井リョウさんの大ヒット小説の映画化。タイトルにもある「桐島が部活を辞める」というニュースが学校内を駆け巡り、あらゆるヒエラルキーの生徒たちに影響を及ぼしていくのですが、当の本人の桐島は全く出てこないところが新しい!フレッシュな俳優たちの演技も素晴らしく見応えのある映画でした!
酷かったです。。
話題になっていたので見させてもらいましたが結局何が言いたかったのか。
まだ原作を読んでいないので何とも言えませんが映画自体は酷いものでした。
題名のインパクトが強くて目に留まる。桐島が部活をやめるだけで、桐島に関わったことがある人もない人も、少しだけ日常が変わったりする。とても面白い。皆、気づいていないようで青春している。大人になってみるとそんな日常の青春がキラキラしていて尊い。



