ゆるし

映画「ゆるし」は自身も新興宗教で洗脳された過去を持つ監督が、宗教虐待の実態を描く人間ドラマ映画です。近年「宗教二世」の実態が問題視されるようになりました。本作はその問題に鋭くメスを入れてその辛さや苦しみを描き出しています。監督自身の体験や強い思いを作品に乗せているためリアリティがあり、見ている人の心に迫る迫力があります。

あらすじ

カルト教団・光の塔の信者である母、恵。神の子として育てられた娘すずは、教えに背くと母から虐待を受けていた。

献金を盗まれ半狂乱の母から逃れたすずは祖父母に保護され、無償の愛と穏やかな日常を知る。
新生活で教団の教えに疑念を抱くすずは、入信前の優しい母の過去を知る。母が変わった理由、恵が求めた許しとは。

母の心の奥の人間の弱さに触れた時、衝撃の真実が明らかになり事態は大きく動き出す。

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