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映画「遺灰は語る」は、イタリア映画界の巨匠として知られるタヴィアーニ兄弟の弟、パオロ・タヴィアーニ監督によるドラマ映画です。兄ビットリオの逝去後、パオロが初めて単独で監督を務めました。

ノーベル文学賞作家ルイジ・ピランデッロの遺灰が、紆余曲折を経て故郷シチリアへ帰還するまでの史実を基にした物語です。美しいモノクロ映像と鮮烈なカラー映像を織り交ぜた独特の映像表現が用いられています。

第72回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、国際的にも評価されました。エピローグにはピランデッロの遺作短編「釘」の映像化が含まれます。

制作国イタリア
作品カテゴリー映画
公開日2023年6月23日
作品ジャンルドラマ
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映画「遺灰は語る」のあらすじ・キャスト

1934年にノーベル文学賞を受賞したイタリアの文豪ルイジ・ピランデッロ。

彼は、自身の遺灰を故郷であるシチリア島へ埋葬するよう遺言を残した。しかし、当時の独裁者ムッソリーニはピランデッロの名声を利用するため、その遺灰をローマに留め置く。
第二次世界大戦が終結し、ようやくピランデッロの遺灰を故郷へ返す時が訪れる。

この重要な任務を託されたのは、シチリア島アグリジェント市の特使であった。特使は遺灰の入った壺を携え、ローマを出発するが、その道のりは困難を極めた。
アメリカ軍の飛行機への搭乗を拒否されたり、運搬中に遺灰の壺がどこかへ消えてしまったりと、予期せぬトラブルが次々と発生する。
波乱に満ちた旅路の中、特使は無事に遺灰を故郷へ届けられるのか!?

  • キャスト
  • スタッフ

シチリア島アグリジェント市の特使[ファブリツィオ・フェッラカーネ] バスティアネッド[マッテオ・ピッティルーティ] ピランデッロの声[ロベルト・エルリツカ]

監督・脚本[パオロ・タヴィアーニ] 音楽[ニコラ・ピオヴァーニ] 撮影[パオロ・カルネーラ・シモーネ・ザンパーニ] 編集[ロベルト・ペルピニャーニ]