映画「コヴェナント/約束の救出」は、ガイ・リッチーが監督を務めた2023年の映画です。
ジェイク・ギレンホール、ダール・サリムが主演を務めアフガニスタンを舞台に、米兵とアフガニスタン人通訳の固い絆と命懸けの救出劇を描いています。緊迫の戦闘シーンと深い心情描写が見どころで、人間ドラマとしても考えさせられる一作です。
| 制作国 | イギリス |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2024年2月23日 |
| 作品ジャンル | アクション,戦争 |
| 公式サイト | 公式サイトへ移動する |
映画「コヴェナント/約束の救出」のあらすじ・キャスト
アフガニスタンで瀕死の重傷を負った米軍曹長キンリーは、通訳アーメッドに命を救われる。
アーメッドは追手を振り切り、キンリーを安全地帯へ運んだ。帰国後、キンリーはアーメッド一家がビザを得られず、タリバンに追われていると知る。
命の恩人を救うため、キンリーはただ一人、危険なアフガニスタンへ戻ることを決意する。
- キャスト
- スタッフ
ジェイク・ギレンホール ダール・サリム アントニー・スター アレクサンダー・ルドウィグ ボビー・スコフィールド エミリー・ビーチャム ジョニー・リー・ミラー
脚本/製作[アイヴァン・アトキンソン] 撮影監督[エド・ワイルド] 編集[ジェームズ・ハーバート] 脚本[マーン・デイヴィス] プロダクションデザイン[マーティン・ジョン] 音楽[クリストファー・ベンステッド]
映画「コヴェナント/約束の救出」のレビュー
中盤の逃走劇でドキドキし、後半の脱出劇でハラハラし、シューティングゲームを彷彿させるアクションは臨場感があって抜群だった!社会的なメーッセージ性も素晴らしかった。
アフガニスタンでのサバイバルが描かれる緊迫感あふれる戦争ドラマです。ジョン・キンリーとアーメッドの友情が中心となり、戦場でのリアルな命のやり取りが感動的でした。特に、アーメッドの犠牲的な行動が心に残ります。復讐の物語ではなく、信頼と人間性を描く点が異色で、戦争の中で生まれた絆の深さが強く印象に残りました。映画全体のトーンも重く、戦争の現実をしっかりと描いています。
アメリカの為に働いていたアフガン人が、米軍撤退後のアフガニスタンでどんな脅威に晒されているのか、考えさせられるタイムリーな映画でした。米軍の通訳を務めるアーメッドが険しい山道を負傷した米兵キンリーを引きずりながら必死に進むシークエンスは、それだけで映画一本成立しそうなほどの緊張感と臨場感に溢れていて、惹き込まれました。アーメッドもキンリーも、決して仲がいい訳では無いのに、相手の命を諦めない姿が感動的。国も人種も関係なく、ましてや戦場でだってまともな人間は存在するのですね。


