新しい視点から医療業界の闇に切り込む痛快×医療サスペンス、ドラマ『DOCTOR PRICE』。
主人公の元医師、鳴木金成を演じた岩田剛典(いわた たかのり)さんにインタビュー。ドラマの見どころや、岩田さんが思い描くご自身の未来についても伺いました。
『DOCTOR PRICE』作品紹介
元医師の鳴木金成は、医者よりも稼ぎがいいからと医師に値段をつけて病院に紹介する医師専門の転職エージェントとなった。鳴木が社長を務める「Dr.コネクション」には、事務能力は優秀だが毒舌の夜長亜季が働いていた。2人は豊富な情報を武器に、医師を商品として病院に売りさばき大金を稼ぐ。実は鳴木にはもう一つ、医師を辞めた理由があった。自身が医師だった頃、同じ病院で医師として働いていた父が医療過誤の責任を負い、自殺していたのだ。不審な点に気付いた鳴木は、亡き父のために真相を探る。
(※ドラマ『DOCTOR PRICE』公式サイトより引用)
読売テレビ・日本テレビ系 新日曜ドラマ(毎週日曜よる10時30分放送/各話放送終了後よりTVer配信あり)
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ドラマのサスペンス要素と、鳴木×夜長バディに注目。

ー今回のドラマ『DOCTOR PRICE』は、痛快×医療サスペンスということですが、改めて作品の魅力を教えてください。
岩田剛典さん(以下、岩田):まずは、ドラマのサスペンス要素。
今回のドラマは医療ドラマではあるんですが、オペのシーンがほぼなくて。病院を舞台にしつつもしっかりとしたサスペンス要素がある「痛快×医療サスペンス」なんです。新しい視点で医療業界の闇に切り込んでいく、とても新しいタイプのドラマです。
また、3 年前に主人公の父が医療過誤の責任を負い自殺したという過去の事件の真相を追っていきます。ドラマ全体通じてのサスペンス軸がありながら、各話ごとにゲスト出演者がいて、それぞれの人生を切り取っていくようなストーリーもあり、その両軸で物語が進んでいきます。

僕が演じる主人公の鳴木金成は、医師に値段をつけて病院に紹介する医師専門の転職エージェントで、“ダークヒーロー”のような存在。口も態度もあまり良くないんですが(笑)、目的意識をしっかりと持っていて、目的に向かって「使えるものは何でも使う」という人物です。
見どころのふたつ目は、鳴木と蒔田(彩珠)さん演じる夜長亜季のタッグ。ふたりの“バディ感”も注目ポイントです。
ーありがとうございます。そんな鳴木を演じてみて、いかがでしたか?
岩田:鳴木はひょうひょうとしていますが、すごくクレバーで切れ者ですよね。
人の2手3手先を読んで、作戦を練って実行に移すタイプ。だけど、それを人には見抜かせない。それが今回、鳴木を演じるうえでのポイントだと思いました。
ーセリフ量もかなり多かったそうですね。
岩田:そうなんです。覚えるのは大変だったんですが(笑)、セリフ回しはすごく繊細にこだわりました。
岩田さんが思い描く未来。「今後の自分の身の振り方は、今とてもよく考えています」

ーここからは、岩田さんご自身についても伺いたいと思います。アーティスト活動や俳優業など、多方面で活躍している岩田さん。思い描く今後の未来を教えてください。
岩田:そうですね…。
これまで、なんでもチャレンジすることで見えてくる景色が変わると思って、いろんなことに挑戦してきたんです。
でもやっぱり自分の身体はひとつしかないので、どうしても全部はできなくなる、というのは最近すごく感じていて。年齢の問題もあるし、それはどの業界にいても向き合わなければいけないことかもしれないんですが…。
だからこそ、これまでのようにただいただいたお仕事を全て引き受けるのではなく、ちゃんと自分の指針を持ったうえでその中から選んで働く、ということは今後必要になってくるんだろうな、と感じています。
デビューからずっと、“成功したい”という想いは変わらずにすごく強く持ち続けているので、今後の自分の身の振り方は、今とてもよく考えています。
ーツアーにドラマに、本当にたくさんのお仕事があって大変ですよね。
岩田:忙しさでいうと、今がこれまでで一番忙しいかもしれないですね。
ただ、大変だって毎年思うんですけど、これまでもやれてきてるし、今も大変だけどいつかは絶対終わるし、過ぎ去っていく。たぶん3年も経ったら今のことなんて忘れちゃってるんじゃないかな(笑)。だから、なるべく「大変だ」って口に出して言わないように、辛いと感じないようにしています(笑)。
その分ひとつひとつのお仕事にしっかり向き合って、毎回“これが最後だ”というくらい気持ちを込めることが次に繋がるし、大切なことだと思っています。
膨大な仕事量をこなすためのマインドセット。「“俺は普通じゃねえ!”と(笑)。気合を入れています」

ーお仕事をするうえで大切にしていることや、心に留めていることはありますか?
岩田:目標を高く持つことは、めっちゃ大事にしてますね。
“普通は休むよ”とか、“もうやり切った”、“もう諦めよう”ってなるところで、「俺は普通じゃねえ!」と(笑)。気合を入れています。
“普通の人ならここで辞めるかもしれないけど、俺は普通じゃない人だし、普通じゃなくならないといけない人間だから、やるんだ”って。もはやマインドセットというより、自分を洗脳しているに近いですね(笑)。そうじゃないと、体調も含めてもたないんじゃないかな…。
とはいえやっぱり体はひとつしかないので、自分の目標に向かって最短ルートで行くには何が効率的かな、というのは最近すごく考えるようにしています。
ー最後に、お忙しい中でのリフレッシュ法や、気分が落ちたときの回復法を教えてください。
岩田:旅行やお酒でしょうか。
僕、趣味という趣味がなくて(笑)。なにか趣味ができたら、時間を作って取り組みたいなあと思っています。

岩田剛典(いわた たかのり)プロフィール
1989年3月6日生まれ、愛知県出身。2010年、三代目 J SOUL BROTHERS「Best Friend’s Girl」でデビュー。三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー活動を中心に、俳優業、ソロアーティスト業、CM出演等、各方面で活動中。
●Instagram @takanori_iwata_official
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撮影:髙橋耀太