『映画キミとアイドルプリキュア♪』松岡美里×髙橋ミナミ×高森奈津美。ライブ感満載の最新作

インタビュー
左から高森奈津美さん、松岡美里さん、髙橋ミナミさん
インタビューニュース

大人気プリキュアのシリーズ最新作『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』。

キュアアイドル/咲良(さくら)うた役の松岡美里(まつおか みさと)さん&キュアウインク/蒼風(あおかぜ)なな役の髙橋ミナミ(たかはし みなみ)さん &キュアキュンキュン/紫雨(しぐれ)こころ役の高森奈津美(たかもり なつみ)さんにインタビュー。それぞれの役の魅力や撮影エピソードなどたくさんお話を伺いました。

『映画キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』作品紹介

映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!の配信サービス・あらすじ・キャスト・作品概要|ユーウォッチ
ある日、珊瑚の妖精・トットに招かれたうたたちは、 アイアイ島と呼ばれる不思議な島で開催される、[スーパーミラクルアイドルフェスティバル]に出演することに!とっても大きな会場には、ロボットや動物な...

ある日、珊瑚の妖精・トットに招かれたうたたちは、 アイアイ島と呼ばれる不思議な島で開催される、[スーパーミラクルアイドルフェスティバル]に出演することに!とっても大きな会場には、ロボットや動物など、いろんなアイドルがい〜っぱい大集合♪

“宇宙1”のアイドルフェス開演!のはずが…?突然、謎の怪物があらわれて、アイアイ島と世界がピンチに巻き込まれちゃった…。しかも大変!過去に飛んじゃった~!?ピンチを救うヒントは、島の女神の伝説と、島で出会ったアイドル嫌いの謎の少女・テラに隠されていて…?

(※『映画キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』公式サイトより引用)

9月12日(金)全国ロードショー

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映画での注目ポイント「いつもとちょっと違ううたちゃんの表情(松岡)」「ななちゃんの成長を感じてほしい(髙橋)」「こころちゃんの“推す”ことに対するセリフ(高森)」

©2025 映画キミとアイドルプリキュア♪製作委員会

ー今回、テレビアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』が映画化。改めて、お三方それぞれの役の魅力と注目ポイントを教えてください。

松岡美里さん(以下、松岡):キュアアイドル/咲良うた役の松岡美里です!

うたちゃんは本当に“キラッキランラン”(うたの口癖)がいっぱい詰まっている子だなと思います。

思ったことをすぐ口にするし、相手の素敵だと思ったところを目を見てしっかり言うことができるんです。これは天性の才能で、今回の映画でも発揮されています。

テラちゃんというアイドルが嫌いなちょっぴりツンデレな女の子が出てくるのですが、その子に対しても本当に素敵だと思ったら素直に伝えられる、キラキラした目で伝えて仲良くなりたいという気持ちをずっとまっすぐ持ちつづけられるんです。

映画ではうたちゃんが少し成長して大人っぽくなって責任感が芽生えたのかな、と感じられるシーンがあります。いつもと少し違う表情が見えるところがうたちゃんの今回の映画での魅力だと思います。

髙橋ミナミさん(以下、髙橋):キュアウインク/蒼風なな役の髙橋ミナミです!

ななちゃんはもともと歌うことや人前に出ることが好きというタイプではなくて。でもアイドルプリキュアになったからには「アイドルってどんなものだろう?」ってテレビシリーズの中でずっと考えていました。

今回「そうだ…私たちはアイドルプリキュアなんだ」っていうセリフがあって、ななの中でも「アイドルプリキュアとはどういうものなのか」がまたひとつ見つかったのかなと。

ななちゃんは一歩ずつ成長していくキャラクター。今回の映画の中ではさらなる成長が見られるんです。

ずっとななちゃんを見守ってきた一人として、個人的にそれがすごく嬉しくて。皆さんにもななちゃんの成長をぜひ感じていただけたら嬉しいなと思っています。

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高森奈津美さん(以下、高森):キュアキュンキュン/紫雨こころ役の高森奈津美です!

こころちゃんはアイドルプリキュアの中で唯一推し活をしながらアイドルプリキュアをやっていて、二足のわらじを履いているキャラクターです。

こころちゃんは推しをみて元気になって、推しに近づくためにひたすら努力をするタイプ。推しに影響されて落ち込んだりすることもなく、本当に健やかな“光のオタク”なんだなって思います(笑)。

こころちゃんの“推す”ことに対するセリフを聞いて私自身もとても自信をもらえました。そんなすごくいいセリフがあるので、ぜひ探してみてほしいです。

ーありがとうございます。次に、映画化が決まった際の気持ちを教えてください。

松岡:こんなにたくさんのセリフを喋らせていただくことに改めて身が引き締まる思いでした。

咲良うたちゃんとして TVより長い映画の中でずっと存在できるのかなと一瞬だけ不安に思いましたが、うたちゃんは不安を感じていたら演じられないキャラクター。

なので一旦不安という感情を全て忘れて、とにかく“この全ての瞬間を楽しもう”という気持ちで映画に臨みました。

髙橋:私は「プリキュアになりたいな、出演したいな」って本当にずっと思っていて、自分でも努力したって言えるぐらい努力していたんです。

そして贅沢なことに、プリキュアといえば映画化。なので念願のプリキュアの映画出演だ!と思って、番宣を撮る時もすごくワクワクドキドキして。

収録日を迎えるまで「今か今か」って待っていたので、「やっと収録日が来た!映画の収録日だ!」って感じでした(笑)。

そして実際にみんながすごく生き生きとお芝居されているのを見て、改めて「プリキュアに出れてよかった」って感じました。収録した2日間は本当に宝物です。

高森:私はセリフの収録より前に映画主題歌「♪HiBiKi Au Uta♪」の収録があったので、どういう映画になるんだろうって自分なりに予想していて。

あと、アイドルプリキュアで南国味のある映画になるというのは全然予想していなかったので、これは劇場版でしかできないテーマだなって感じてすごく嬉しくなりました。

大好きな存在を応援することについて考えさせられる

©2025 映画キミとアイドルプリキュア♪製作委員会

ー次に、台本を読んだ際の感想を教えてください。

松岡:今回“南の島”が舞台ということで「わー!フルーツだー!」というような楽しい雰囲気を想像していたのですが、それだけでなく考えさせられる瞬間も描かれていて。

これは大人の方が観ても楽しめるような作品になるのではないかとすごく感じました。

髙橋:台本を読んだとき、推し活をしている人がすごく共感できるシチュエーションや気持ちが描かれていて。

私も現実のアイドルやキャラクターの推し活をしているんですが、全てのキャラクターの気持ちに共感できるし気持ちがわかるからこそどうにかしてあげたいっていう想いが湧き出てきました。

同時に髙橋ミナミの人生としてもちょっと救われたり考えさせられるようなセリフがたくさん出てきたので、本当に人生の勉強になりました。

高森:本当にこの映画は“推し活”や推しがいる人のメンタルの根っこの部分まで踏み込んでいる作品なので、これをプリキュアでやるってすごいことだなと。

大好きな存在を応援するということはどういうことなのか、お子さんも大人の方も考えさせられる映画だと思います。

絵はすごく明るく鮮やかでキラキラしていて、でもお話はすごく深い。皆さんの心にどう響くのかとても楽しみです。

とても仲のいい3人。「奈津美さんは面白いジュースをくれます(笑)」

©2025 映画キミとアイドルプリキュア♪製作委員会

ーここからは、皆さんご自身についても伺えればと思います。お互いの印象を教えてください。

高森:美里ちゃんとは今回のプリキュアではじめましてなんですが、美里ちゃんは本当に第一印象から今まで1ミリもズレていなくて。

うたが3次元にいたらこの形、うたの魂の実写版みたいな(笑)。本当にいい方です!

松岡:え~嬉しいです!(笑)ありがとうございます。

私も皆さん第一印象から変わらないかもしれないです。最初にお会いしたときの感動。「この皆さんと一緒に並んでいいのかな」と思っていましたが、その時からずっとすごく優しく導いてくだっているように思います。

それは今も変わりませんが、その中でも少しずつ気さくにフレンドリーになってるのかなと勝手に思っていて。

奈津美さんは、面白いジュースのイメージになりました(笑)。

ー面白いジュース!?(笑)

高森:私は「これ絶対おいしくないよな」っていうジュースを絶対に買っちゃうんです(笑)。

松岡:それを「これ一口いる?絶対おいしくないと思う」と言ってくださるんです(笑)。

高森:飲んでみて想像通りおいしくないと嬉しくなっちゃうんですよ(爆笑)。「これは冒険だな」って思って買ったら、本当に冒険の味がして欲しくて(笑)。

松岡:経験をお金で買うんですね。大人だ!!(笑)

タカミナさん(髙橋ミナミ)も、持ってるお菓子とかいっぱいくれるんですよ。

髙橋:新しいグミとか絶対買っちゃうんです。私は美味しくなさそうなものは買わないです。確実に美味しいものを買います(笑)。

ーみなさん、すごく仲の良さが伝わってきます(笑)。プライベートで遊んだりもしますか?

高森:タカミナとは5・6年前に出会ったんですけど、2人でチャットしながらゲームしたり。

以前、 『ひろプリ(ひろがるスカイ!プリキュア)』(2023)に出演している声優仲間の加隈亜衣(かくま あい)ちゃんと3人で出雲大社に行ったんです。

私が「厄払いをしたい」っていう話をしていたら、加隈ちゃんが一緒に行きましょう!って言ってくださって、タカミナにも声をかけてくれて。

松岡:厄払い!

高森:厄払いのとき加隈ちゃんだけ名前を呼ばれないっていう事件があったりして(笑)、すごく楽しかったです。

髙橋:あったね(笑)。そんなことある!?っていう(笑)。

一緒に海にも行って、ジャンプしたりしました。

高森:そうそう、ジャンプして私が海にスマホ落とすっていう(笑)。女3人でめっちゃ旅を楽しみました(笑)。

ー楽しそうですね(笑)。最後に改めて、今作の見どころを教えてください。

松岡:映画の中では、いろんな側面が描かれています。全てが“キラッキランラン”な面だけではないこともきちんと描いていて、そのうえでそんな時にはこうすればいいよと道を示してくれています。

だからこそ、映画を観てくれる子にこれから“推し”という存在ができて、悩んだり、暗い気持ちになってしまったときにこの映画を思い出してほしい。そうすれば、こうすればいいんだと思ってもらえるのではないかと思います。

髙橋:プリキュアたちはみんなにとって現実にいる存在なんだなってすごく感じさせてくれる作品です。

見ている子たちの初めての推し達が“キミ”の声に応えてくれるっていう体験がたくさんある映画だと思います。

そのコール&レスポンスを楽しんでほしいですし、確実にみんなの声が届いているっていうことをぜひ感じていただきたいなって思っています。

高森:美里ちゃんが言ってくれた通り、『キミプリ』は推し活の教科書のような作品でもあるんです。何かを好きになって応援していくにあたってのマナーであったり。

とはいえ推し方って人それぞれだし、「絶対にこうしましょうね」っていう正解はない。「推しを支えに生きています!」というのでもそれはその人にとっての正解だと思うんです。

だからこの映画を通じて、自分が一番楽しめる推し方を楽しく見つけてもらえたらいいなぁと思います。

ーありがとうございます。それでは、みなさん本日はたくさんのお話をありがとうございました!

©2025 映画キミとアイドルプリキュア♪製作委員会