IMP.基俊介出演『愛されなくても別に』。今後について「僕で良ければ何でもやります!」

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「響け!ユーフォニアム」の武田綾乃の小説を南沙良主演、馬場ふみか共演で映画化した『愛されなくても別に』。

今作にて、主人公のアルバイト先の同僚・堀口順平を演じるIMP.の基俊介さん。

”見終わった後に希望を感じられる映画”と語る今作の見所や、今年でデビュー2年目になる基さんの今後についてもお聞きしました!

映画『愛されなくても別に』作品紹介

宮田陽彩(みやた・ひいろ)は、“クソ”のような大学生活を送っていた。大学に通い、それ以外のほとんどの時間を浪費家の母に変わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、学費と家計を稼ぐ日々。遊ぶ時間も、金もない。親にも友人にも、何かに期待して生きてきたことがない。

そんなある日、同級生・江永雅(えなが・みやび)のひょんな噂を耳にする。「江永さんのお父さんって殺人犯なんだって」ー

他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたりのだったが、この出会いが人生を変えていく・・・。

2025年7月4日(金)公開

(※映画『愛されなくても別に』公式サイトより引用)

愛されなくても別にの配信サービス・あらすじ・キャスト・作品概要|ユーウォッチ
宮田陽彩は、浪費家の母に代わって学費と家計を稼ぐ日々を送っている。母親の「愛してる」に縛られ、誰にも何も期待することなく生きてきた。ある日、同じコンビニで働く同級生の江永雅の父親が殺人犯...

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映画『愛されなくても別に』情報公開、大変お待たせしました。

ー今回の映画に堀口順平役として出演が決まった際のお気持ちを教えてください。

基俊介さん(以下、基):歌番組の休憩中に急に言われて、初めは驚きました。

共演者の方の名前を見て、こんなとんでもないメンバーと共演できるなんて…と思いましたが、とても光栄でした。

ー映画の詳細を発表した際に、ファンの方から「ようやくで嬉しい!」「やっとだ!」などの声も多くありました。

基:そうですね、結構お待たせしてしまいました(笑)。

他のメンバーも、ドラマや映画の出演が決まっていたので、みんなで同時に発表したんですけど、そこから約1年かかってようやく詳しい情報が出せました。

ラジオをやっているんですけど、ラジオのメッセージフォームに「基の映画の話はどうなったんだ」っていうのはよくきていましたね(笑)。

ー発表した時は、クランクイン前でしたか?

基:そうですね。発表した時は、まだ現場にも入っていないような、何もやっていない状態でした。

ー以前同じグループの松井奏さんにも取材をさせていただいて、その時はメンバーの方からドラマ出演に関して色々コメントをもらっていましたが、今回、基さんの映画出演に関してメンバーの方からの反応はいかがでしたか?

基:同時に5人くらい作品に出るって決まったので、お互い「こういうの出るんだ、全然内容違うね!」って話していました。

内容が違うのは当たり前なんですけど(笑)内容が一緒なわけないんですけど(笑)。

そういう話をしてお互い頑張ろうねって話をしました。 

監督から演技について何も言われなかったので少し不安でした…!

ー堀口を演じてみてどのような人だと思いましたか?

基:陽彩と雅が働くコンビニの同僚で、おしゃべりなキャラです。

でも、あえてバカを演じてるんじゃないのかなって思いました。普段はふざけてる時もあっていじられキャラでもあるんですけど、ふとした会話の中でいいことをサラッと言ったりしていたので。

あと、聞き上手だなと思いました。

水宝石(あくあ)ちゃんの”新興宗教にのめり込んでいる”という秘密を「この前聞いたんだけど〜」って、サラッと陽彩に言うシーンとかは特にそうですね。人には言えない秘密を言えちゃうような雰囲気を持っている人だと思います。

原作では、堀口の実家の話だったり、コンビニでの堀口と陽彩、雅との会話などが描かれているんですけど、劇中ではあまり描かれていないんですよね。

でも、バックボーンをあえて出さなくてもいいんじゃないかなと思ったので、そのあたりは考えて演技をしていました。

ーなるほど、そうなんですね。

堀口のシーンは、重い題材のこの映画の中でも、笑えるシーンだったのでオアシスのような存在だと感じました。なので結構重要な役割を背負っているのではないのかなと思ったのですが、井樫彩監督からは演技の指導などはありましたか?

基:実は、演技について何も言われなかったんですよ…!

劇中には描かれていないシーンも原作には多くあったので、原作も読んで、一応堀口について理解した上で演技をしたんですけど、

少し不安だったので、顔合わせや本読みのときに、監督に少し聞いてみたんです。

でも「そのままの演技で大丈夫!」としか言われなくて…不安でした(笑)

ーそうだったんですね…!指摘するところがないほど素晴らしい演技だったのでは。

基:どうなんですかね…!

現場でOKはもらっているので、大丈夫なのかなと思っていたのですが…。

でもさっき制作スタッフの方から、「堀口いいねって監督が言ってたよ」って教えてもらって少しホッとしました。本当に…?とは思っていますが(笑)。

ー先ほど「とんでもないメンバーと共演できるなんて…」とおっしゃっていましたが、共演者の方とのエピソードはありますか?

基:他の方と比べたら自分は撮影時間が短く、あまりご一緒できなかったのですが、皆さん人見知りらしくて、静かな方だなという印象でした。

ー現場よりも劇中で話すことの方が多いくらいですか?

基:本当にそうでした(笑)。

現場でそんなに話さなくても、あの雰囲気を出せるので、やはり南さんや馬場さんはすごいなと思いました。

ーそうだったんですね。最後に、この映画の見所を教えてください。

基:これはあくまでも個人的な感じ方なんですけど、見終わった後に、希望を感じられる映画だなと思いました。

主人公の2人に関していうと、置かれてる環境は苦しかったりはするんですけど、そんな中でも、お互い分かり合える、家族愛を超える何かを感じられる人に出会えた。

愛ってひとつじゃないし、いろんな形があるなと。

最終的に、2人を取り巻く環境が劇的に変わったわけではないんですけど、見終わった後は、清々しい気持ちになって、希望が持てました。こういう感情になれたのはすごく久々だなって思いました。

特に、最後のシーンは、個人的にすごい好きなシーンなので、すごく素敵な映画に出演させていただけたんだなと思っています。

「僕で良ければ何でもやります!」

ー最後に、このお仕事を始めて13年ですが、今後の展望などはありますか?

基:いつまでこういうお仕事ができるかどうかなんて分からないし、安定したものなんてないんですけど、やれることは本当に何でもやりたいなっていう思いが強いですね。

僕で良ければ何でもやります!!って感じです(笑)。

ー今回映画初出演とのことでしたが、俳優としてのお仕事はいかがでしたか?

基:僕は昔から映画を見ることが本当に好きで、たくさん映画を観てきたので、これからも俳優も続けたいなと思っています。

その中でも映画って、全国のたくさんの人に見てもらえるので、すごく嬉しいですね。

今回「愛されなくても別に」という作品に出演させてもらって、監督含めスタッフの方、出演者の方もほとんど同世代の方たちで、一緒に仕事をしていて皆さんにプロフェッショナルを感じましたし、すごく刺激的な時間でした。

自分もそう思ってもらえるようになりたいなという思いもあるので、今後も俳優も続けていきたいですね。

基 俊介(もとい しゅんすけ)プロフィール

1996 年 10 月 17 日生まれ、埼玉県出身。

男性7人組グループ「IMP.」のメンバー。

2023 年8月18日、デジタルシングル「CRUISIN’」で世界同時配信デビュー。

2023 年11月15日公開の Billboard JAPAN 総合ソング・チャート”JAPAN Hot 100”で「CRUISIN’」が2位に チャートイン。2024年6月に有明アリーナにて初の単独ライブを 成功させる。

2025年1月から初の単独ツアー「IMPERIAL LIVE TOUR 2025」を開催。

TBS ドラマストリーム「三人夫婦」の主題歌新曲「Cheek to Cheek」は6月23日リリースされた。

●IMP.公式X @_7mp_official_

●IMP.公式Instagram @_7mp_official_


撮影:髙橋耀太

ヘアメイク/大森創太
スタイリスト/山本 隆司