眉月じゅん原作の人気漫画『九龍ジェネリックロマンス』が実写映画化!
タオ・グエンを演じた栁俊太郎さんにインタビュー。役作りやかつて香港に存在した“九龍城砦”の風景を再現するため台湾で行われた撮影時のエピソードなどたくさんお話を伺いました。
映画『九龍ジェネリックロマンス』作品紹介
どこか懐かしさを感じる街・九龍城砦で暮らす鯨井令子は、同じ不動産屋で働く先輩・工藤発に恋している。九龍を知り尽くした工藤のお気に入りの場所に連れて行ってもらう関係だが、その距離は縮まらないままだった。
しかし令子は九龍で楊明や小黒という友人もでき、日々の暮らしに満足していた。
そんなある日、工藤と訪れた金魚茶館で店員のグエンに工藤の恋人と間違えられた令子。その後、自分と同じ容姿をした女性と工藤が映る写真を見つける。
自分の知らない過去、もう一人の自分。次第に令子は九龍の隠された謎に近づいていく。
(※映画『九龍ジェネリックロマンス』公式サイトより引用)
2025年8月29日(金)公開
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タオ・グエンは真っ直ぐで素直で、とても魅力的なキャラクター

ーユーウォッチの取材が3回目の栁さん。よろしくお願いします!
栁俊太郎さん(以下、栁):よろしくお願いします!
ーまずは今作で栁さんが演じたタオ・グエンについて。どのような役柄ですか?
栁:タオ・グエンは真っ直ぐで素直で、とても魅力的なキャラクター。
周りをよく見ていて、とても人思いな性格です。
ー役作りについて教えてください。
栁:今回僕は、過去と現在の一人二役のような感じでした。
監督との話し合いが多く、監督とのやり取りの中で自然と役が形になっていきました。台本の内容や動きなどを現場で作り上げていくことが多かったです。

ー印象に残っているシーンはありますか?
栁:蛇沼みゆき(演・竜星 涼)とカウンターで話すシーンです。
そのシーンは「蛇沼とグエンの関係性や距離感的にこっちの方がいいんじゃない?」と、もともとの台本からセリフも変わったりしました。
ー竜星さんとのシーンが多かったそうですが、事前に話し合いなどしましたか?
栁:撮影前に一度、一緒に読み合わせをしました。
原作漫画ではグエンと蛇沼との関係性をもっと深く描いているんですが、映画はどうしても2時間という制約がある。
限られた時間の中で2人の関係値をどこまで表現できるか話し合いました。
ー今回のように漫画など原作のある作品を演じる時に気をつけていることはありますか?
栁:まずは原作を読んで原作にリスペクトを持つ。
そのうえで自分なりのキャラクターに仕上げることを心がけています。
とにかく暑かった台湾での撮影。食べ物や人との新しい出会い

ー台湾での撮影について、思い出を聞かせてください。
栁:思い出はたくさんあります!
現地には2か月くらい滞在したのですが、とにかく暑かったです(笑)。
新しい出会いが多くて、日本人が経営するバーに通い詰めて友達になったりしました。
あと、ご飯がすごくおいしくて。食べたことがなかったものをたくさん食べました。
ー印象に残っている台湾の食べ物はありますか?
栁:トロッとしたあんかけのスープに入った、細いそうめんのような温かい麺です。
だしのような、日本人にとっても親しみやすい味でした。
お酒を飲んだ後に食べるのがとてもおいしくて。ホテルの近くに夜中までやっているお店があったので、よく行っていました。

ー撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
栁:とても和気あいあいとした現場でした。みんなでご飯を食べに行く機会が多かったです。
竜星や吉岡里帆(鯨井令子役)さん、水上恒司(工藤発役)くん、梅澤美波(楊明役)さんや、プロデューサーさん含めてみんなで食事会もしました 。

ー共演者の皆さんはいかがでしたか?
栁:共演したことがある方が多く、とてもやりやすい現場でした。
水上くんと梅澤さんは初めてでしたが、メインで絡む共演者の多くは顔なじみでした。
吉岡さんとは過去にご一緒したことがありますし、竜星とも何回も共演しています。

ー印象に残っているエピソードはありますか?
栁:水上くんが竜星にカエルを食べさせようとしていたことです(笑)。
水上くんが「美味しいから食べてくださいよ」と言って、でも竜星は「絶対食べたくない」って。
その攻防を1時間くらいしていました(笑)。結局竜星は食べなかったんですが、見ていて面白かったです。
ー今回それぞれの役柄に様々な心情があると思いますが、共感できる部分はありましたか?
栁:それぞれみんなに共感できるんですよね。
この作品はみんなが過去に起こした何かを乗り越えていく物語。だからそれぞれのキャラクターに自分と当てはまる部分があると思います。
中でも特に、蛇沼がお母さんとの関係性の中で生まれた感情にはすごく共感できました。
あとは、みんなのことを気にかけるグエンだからこそ、過去にしがみついている周りの人たちをどう引っ張り上げるか考える部分に共感できたと思います。

ー作品の見どころを教えてください。
栁:時系列が複雑で、理解するのに時間がかかる部分もあります。
でも複雑な物語を理解していくと、“こういうことだったのか”と細かいところが繋がる楽しさがあると思います。
ー改めて、この映画の魅力を教えてください。
栁:情景がすごく浮かんでくる映画です。
タバコだったり、スイカだったり、レモンチキンだったり…。食べ物の香りや、暑い夏のジメッとした空気、滴る汗とか。
香りや温度まで伝わってくるような、五感を通して楽しめる作品だと思います。
型にはまらず、幅広い役に挑戦し続けたい

ーここからは栁さんご自身についても伺いたいと思います。まずは、今後の展望を教えてください。
栁:これからも幅広い役に挑戦したいです。型にはまるような役者になりたくないという思いがあります。
今はちょうどアクション作品を撮影しています。アクションも『九龍ジェネリックロマンス』のようなミステリーチックな作品も、全部挑戦し続けたいです。

ー普段お休みの日は外に出かけるタイプですか?
栁:出かけるようにしていますね。
やっぱり人と会ったり、いろんなものに触れることって大事だなと最近改めて思って。
外に出ると頑張っている人の姿も見られるし、いろいろ外に出ないとなと。
ー俳優・上杉柊平さんとのYouTube対談を拝見しました。昔から仲が良かったのでしょうか?
栁:柊平とは俳優になる前からの友人なんです。
柊平が所属しているKANDY TOWNのメンバーとも結成前からの付き合いなので、メンバーのライブもよく行きます。
初めてお互い役者として仕事現場で会ったときは、ちょっと照れくさい感じがしました(笑)。
でもそこはお互いプロなので、もう慣れましたね。

ー健康のために気をつけていることを教えてください。
栁:今年改めて自分が食べる物に向き合うようになりました。
最近、体調を崩してしまったときがあって、自分の生活を見直したんです。
その結果、やっぱり食べ物が大事だなと。季節のものを食べることを意識するようになりました。
今後も体に気を使いながら活動していきたいです。

柳さんの過去のインタビューはこちら↓
栁俊太郎(やなぎしゅんたろう)プロフィール
1991年5月16日生まれ、宮城県出身。2009年、第24回MEN’S NON-NOモデルグランプリを受賞し、モデルデビュー。2012年に映画『ヴァージン「ふかくこの性を愛すべし」』で俳優デビュー以降、数々の話題作に出演し続けている。代表作にドラマ『ヒル』(WOWOW)、『夫を社会的に抹殺する5つの方法Season2』(テレビ東京)、『ゴールデンカムイー北海道刺青囚人争奪編-』、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』にも出演。映画『ゴールデンカムイ』、『バジーノイズ』、『他人は地獄だ』(主演)、『少年と犬』、『#真相をお話しします』のほか、今夏には『九龍ジェネリックロマンス』の公開が控えている。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、サッカー観戦。特技はサッカー、水泳、バレーボール、アクション。
●Instagram @shuntaroyanagi
栁俊太郎さん出演作はこちら
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撮影:髙橋耀太