映画「謝罪の王様」は2013年公開の日本のコメディ映画です。脚本を宮藤官九郎が手掛け、阿部サダヲとタッグを組んだヒット作です。謝罪師を生業にする主人公が、謝罪のテクニックを駆使し様々な依頼を解決していきます。オムニバス形式になっていますが、繋がりのあるストーリー仕立てで、クドカンワールドを満喫できる作品です。難しく考えず、笑って楽しめる映画です。

ドラマ「八重の桜」は2013年放送、綾瀬はるか主演のNHK大河ドラマ。2014年度国際エミー賞テレビドラマ部門にノミネートされた作品です。夫に「ハンサムウーマン」と称された主人公・八重の波乱に満ちた人生は、見る人に生きるエネルギーのような強いパワーを与えてくれます。綾瀬はるかをはじめとする豪華キャストに、坂本龍一の音楽と草笛光子の語りなど、見どころ満載です。

映画「青夏 きみに恋した30日」は2018年公開の青春ラブストーリー。別冊フレンドに掲載された漫画・青夏Ao-Natsuを原作に、葵わかな主演で実写映画化した作品です。青夏とは、青春よりも、もっと青くて熱いという意味が込められています。都会暮らしの女子高生と、田舎に住む男子高生の夏限定の恋が動きだし、花火・川遊び・豊かな自然などキラキラした夏を感じられる作品です。

映画「岬の兄妹」は2019年公開の映画。自閉症の妹を売春斡旋する兄という衝撃作ともいえる内容で話題になりました。地方の港で肩身の狭い思いをしながら暮らす兄妹が、生きるためとはいいながらも、犯罪に手を染めていく日々が描かれています。避けられない現実と葛藤、妹の変化に戸惑い、そして二人の人生が動き出す展開も見どころです。

映画「セイント・フランシス」は2019年に制作されたアメリカ映画。女性について今まで描かれることがなかった視点から、ユーモアを交えながら物語が展開されます。悩みや苦悩を抱えた主人公が一人の少女と出会い、過ごしていく夏の日々の中で、心身ともに成長していきます。女性だからこそ経験する体の仕組みが具体的に描かれていて、リアリティ溢れるお話は共感できる部分が多く、楽しめる作品です。

映画「砕け散るところを見せてあげる」は2020年公開、竹宮ゆゆこのベストセラー小説を中川大志と石井杏奈のW主演で実写化された映画です。ある女の子との出会いで人生が大きく転回していく男子高校生を中心に進むお話。平穏な高校生活を送る主人公のいじめ、虐待、結婚、出産をテーマにストーリーが展開されていきます。ヒーローという存在はなんなのかを考えさせられ、恋愛ものの胸キュンストーリーだけではない、サスペンスへの変化が面白さと見どころ。ラストシーンでは、愛の敬称といった物語の全貌がみえる、見ごたえのあるストーリーです。

ドラマ「一度行ってきました」は2020年最高の傑作ドラマと称され、計18冠の賞に輝いた韓国ドラマ。家でも職場でも一緒の夫婦ナヒとギュジンが、毎日のケンカに耐え切れず、勢いで離婚してしまうところから始まるホームドラマです。親子愛、夫婦愛、兄弟愛など様々な愛の形を感じられる、笑いあり涙ありの温かい作品です。

映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」は2021年にアメリカで、2022年に日本で公開されたアクション・スリラー映画。殺し屋の主人公が、ターゲットの娘をかばったことから、壮絶な殺し合いに巻き込まれていくストーリーです。主人公が仲間と共闘し激しいアクションを見せるシーンは、とてもかっこいいです。男性を中心としたアクション映画とは一味違った面白さがあります。

映画「ミラベルと魔法だらけの家」は2021年に公開されたディズニーのミュージカルアニメーション映画です。一家で自分だけが魔法を使えない少女ミラベルが、そのことに負い目を感じながらも一生懸命物事に取り組む姿が描かれています。この作品は多彩な魔法や豊かな音楽で溢れていて、ファンタジー要素が強いです。さらに主人公の少女の芯の強さは、我々に勇気を与えてくれます。

映画「マイ・ダディ」は2021年に公開されたムロツヨシ主演の映画。血縁関係のない一人娘が白血病を患い、ドナーになってもらうために本当の父親を探すストーリーです。娘を救うために必死になって行動する父親役のムロツヨシの演技には泣かされます。血縁関係がなかったとしても本当の親子になれるという強いメッセージを感じる感動作。

映画「恋い焦れ歌え」は2022年に劇場公開された映画です。深い心の傷とトラウマを抱える主人公の男性教師の前に現れたのは、KAIという男でした。この男によって主人公は闇に落ちていくのか再生されていくのか、葛藤と戦い、真実の愛とは何なのかを問いかけられるような作品です。KAIを演じる遠藤健慎の魂のラップと鬼気迫る演技が見どころです。

映画「百花」は2022年に公開された菅田将暉と原田美枝子が親子役で主演をつとめた作品。わだかまりを抱える親子が、母親の認知症を境に再び心を通わせていくストーリーです。主演の菅田将暉と原田美枝子、そして主人公の妻役の長澤まさみと、実力派の俳優陣によって非常に繊細な物語が美しく表現されています。最後には涙をこらえきれない感動が待っています。