こま

50代/女性

27 件のレビュー

投稿日順 評価順

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

3.5

メーテルがただただ美しかった。 青春の幻影と自らを呼んだのは、すべて哲郎への愛だったのだろう。 哲郎にとってメーテルは淡い恋なのかもしれない。哲郎はまたいつか出会うことを願い別れたけれど、きっとふたりが再び出会うことはないのだろう。 メーテルにとって、別れこそが想いが伝えられるたったひとつの方法だったのではないか。 「さよなら」はメーテルの、哲郎への想いのすべてなのだ。

2025.08.19 投稿

僕のヤバイ妻

2.5

真理亜と幸平はとにかく強烈でしたが、個人的には有希と和樹の関係にワクワクしました。 お金以外に和樹をつなぎとめる方法はない――でも離れたくない。有希ちゃんが起こしてしまったことの重大さよりも、手を取り合って駆け出すふたりの姿が、不謹慎ながら最高にかわいらしくて仕方ありません。 ふたりが伝えられた“ヤバイくらい好き”という気持ち。ふたりだけのハッピーエンド、満足です!

2025.08.19 投稿

地球へ...(TVシリーズ)

2.5

異端ー、それは進化なのか、それとも進化の一端にすぎないのか。 ジョミーはブルーの意思を継いだが、新たな変異・トォニィをはじき出してしまった。 異端とされた者たちの、地球へと向かう焦がれるほどの願いは形を変えて継がれたのかは、わからない。 それでも、新しい命に出会えたことに願いを込めたソルジャー・ブルーが忘れられない。

2025.08.19 投稿

彼らが本気で編むときは、

3.0

「自分の娘が一番可愛いんだもん」 1番好きなフミコのセリフです。 家族になりたい。そのリンコの願いは今は叶わなくても、リンコにフミコがいたようにトモにはリンコがいる。きっとトモは「心の優しい人」になるのだろう。 いつか三人で、また笑い合える日が訪れるようにと願わずにはいられません。

2025.08.19 投稿

波うららかに、めおと日和

3.0

突然な縁談に、新郎不在の祝言。 それでも始まった新婚生活は、くすぐったくて温かくて癒されます。 ふたりの結婚が、実は命を投げ出しかねない瀧昌を思っての婚姻だと知れば、柴原家に迎えられた経緯までと重なり、胸が熱くなりました。 なつ美と瀧昌、そして柴原夫婦も素敵です。 OPで裾を広げるふたりの仕草、とても好きです。

2025.08.19 投稿

ホットスポット

4.0

あまりにもホットスポットすぎて笑いました! 内緒だよ、と言いながらどんどん秘密は広がっていくのに誰もあまり驚いていないことにクスッとなりました。 宇宙人って意外と普通で、意外と近くにいる! 髪が薄いとか、人間的おじさんなことを気にしているのも器が小さくて、宇宙人が滅茶苦茶普通で大好きです!

2025.08.19 投稿

無能の鷹

2.5

見た目は有能、中身は無能!…な鷹野さんを、なんだか堂々としていて強運の持ち主っているんだよな~、ズルい、と思いながらみていました。 メンタルの強さこそ強運を引き寄せる、勝利のサイクルには拍手です。 清々しい鷹野さん!この配役、神がかってました。鷹野さんにまた会いたい!

2025.08.18 投稿

TOKYO MER 走る緊急救命室

2.5

「MERの喜多見です」の力強さに思わずキュっと体温が上がります。 一見反発しているようで、実は熱い想いを秘めている音羽のツンデレぶりに「カワイイかよ…」と何度思ったことか。 赤松都知事と白金大臣の、お互いを認めてるからこそのバッチバチもとってもワクワクしました。 最終話、白金大臣の決断の速さと行動力が最強にかっこよくて「引っ込んでいてもらえますか」には拍手してしまいました。 胸アツでツンデレ祭り!見ごたえあり!

2025.08.19 投稿

容疑者Xの献身

5.0

石神にとって、花岡親子は唯一の拠り所だった。だからこそ、観るたびに涙が止まらない。 もし彼がただ冴えないだけの男であったなら、こんな悲劇は起こらなかったかもしれない。けれど石神のその奇知こそが、彼らにこんな結末を招いてしまった。 石神の献身が、彼の希望がほんの少しでも叶えられたなら。そう願わずにはいられない。 湯川にとっても石神の機才は誇るべきものだった。なのにその誇りが彼を追い詰め、そして湯川をも苦しめる。 献身の果ての石神の叫びは、ただただ苦しい。 届かぬ祈りのように、ひたすらに切なく、苦しい。

2025.08.19 投稿

最高のオバハン 中島ハルコ(2021)

3.0

「私を誰だと思ってるの?中島ハルコよ」バーン!!て仁王立ちするハルコさんのツヨツヨな美しさが大好きです! ハルコさん大勝利はわかっているので、当たり前のようにいずみが巻き込まれていって、なんだかんだ言ってもハルコさんには勝てず、やっぱり大好きな展開が楽しいです。 ハルコさん、大地真央さんにしか出来ないですよね!

2025.08.18 投稿

その着せ替え人形は恋をする

2.0

全力での原作を再現を期待していたわけではないのですが、総じて温度の低い仕上がりに感じました。 喜多川さんのはじけるような「五条くん しゅき しゅき」のパワーがもう少しほしいかなと思いましたが、無理にキャラクターを再現するよりもいっそ良かったなと思えました。 五条くんの鈍さが良い感じにかっこよくなっていて、キラキラ度が増していて、ちょっとおもしろくてついつい観てしまいました。

2025.08.19 投稿

天久鷹央の推理カルテ

1.5

原作の面白さを活かせなかったと思う。 自分で自分をコントロールしきれていない鷹央のアンバランスな鋭利さが不格好にコミカルになってしまって、なんだか中途半端に 軽いお話になってしまったようで残念。 軽めのテイストで進めるならいっそ展開の説得力は諦めて割り切ってしまえばいいのに、と正直思いました。

2025.08.18 投稿

TIGER & BUNNY

3.0

どんなに憧れや熱意をもっていたとしてもHEROとしての能力が失われた時、その使命は終わる。 「能力の減退」それは一定の年齢を迎える者であれば感じずにはいられない現実。抗う、受け入れる、選択の違いがあっても変化していく自分と共に、その先を生きていく。 誰にでも心が折れる時がある。だからこそ、リアルな現実を自分に、または大切な人に重ねては、愛すべきおじさん「虎徹」に共感や憧れ、好意をもって応援してしまいたくなるのかもしれない。

2025.08.16 投稿

秘密~THE TOP SECRET~

3.0

刺激的な事件の連続と、少しさびしく胸の奥が締め付けられる物語の終わり方は、原作の繊細で綿密な部分をぎゅっと詰め込んで、その分わかりやすく最終回まで魅力的な作品でした。 気が強くて繊細な槇と、憧れとそれ以上の感情が交差する青木。特にお話が進むごとに青木の解像度があがっていくようで、気持ちが跳ねました。 もしも叶うなら、もう一度、単発でも「その先」のふたりに会いたいと思ってしまいました。

2025.08.19 投稿

鎌倉殿の13人

4.0

義時って誰…?というぐらい頼朝以降の歴史を知りませんでした。 けれど、三谷幸喜脚本ということは何かありそう…と思っていました。 北條氏の混沌、頼朝の死、毎回感情の起伏が激しい展開でした。 尼将軍となる政子の腹の座ったたくましさに比べ、追い詰められていくような義時の対比が苦しかった。 お話が進むにつれ「どうしてこんなことになってしまったのだろう」と思わずにいられなかった。 あえて堕ちていくと決めた義時の形相はどうにも苦しかった。正に鬼の形相。 最終話、瞼を閉じる義時に、やっと終わりにできるんだと思い、そうしたのが政子だったということが、悲しいのか苦しいのか、安堵なのか、感情がまとまらなかった。 タイトルの「13人」の意味に、本当に恐ろしく思った。 義時の最期は修羅の終わりであって願いでもあって、残された者にとってはひとつの呪いのようだと感じました。

2025.08.16 投稿

おんな城主 直虎

3.0

史実とはあくまでも別、と思って観ました。直虎と直親と政次の関係性はきっと政次がふたりを見守る形になるのだろうなと思ったら、想像をはるかに超えていました。 政次の激情を抑えた、心底から想い慕う生き方は壮絶過ぎました。ただただ涙です。 その一方、歴史の解釈というか読み取り方の奥深さ、楽しさも感じました。 形には残らない、けれど言葉にできない物語が史実の裏にはたくさん潜んでいるのではないかと思うと、隠された物語を探ることの楽しさを感じました。

2025.08.16 投稿

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-

2.5

原作の中でも特に難しいお話だと思う。場地の選択はショッキングでもあり、受け取り方を間違えれば、とても苦しくあまりにも厳しい。 8.3抗争のように1話に纏めてしまってはあまりにも短く、前後編にわければ今度は意味が薄らいでしまったような。 原作の流れ的には映像化するならこのお話になるだろうけれど、前編を見れば後編も観なくては踏ん切りがつかず、観てしまったならば最期に結局モヤモヤとした気持ちが残りました。 あえて映像と言う形にしないからこその余白の重み、意味もあると思う。

2025.08.16 投稿

舞台「東京リベンジャーズ」

2.0

急ぎ足といえばその通りなのですが、原作やアニメで作品を知っている前提で充分に楽しめます。 映画よりもやや作品の温度は軽めではありますが、各キャラクターの個性を活かしつつ、観る側の気持ちを重視した展開だなと思いました。 ここを見て、というメッセージが強く、個人的には見やすい展開でとても楽しめました。 失礼ながら知らないお名前の方も多かったので、これからも応援したいなと思える演者さんとの新しい出会いにもなりました。

2025.08.15 投稿

のぼうの城

3.0

のぼう様こと成田政親。一見飄々としながらも機知に富んだ謀略家で、重みのある野村萬斎の存在感は、流石。 舞で敵を圧倒する策略は実は理解できなかったのだけれど、その時代感や価値観を知りたくなった。戦国の険しい世情やその時代の価値観きが知りたくなる作品だと思う。

2025.08.16 投稿

ベルサイユのばら

4.5

フランス革命に興味を持つきっかけでした。 ドレスに宝石、宮殿に舞踏会、華やかな社交界、少女趣味がギュっと詰まったお話にとても惹かれました。 加速する歴史の流れはアントワネットにとても残酷だと思いました。 オスカルの感情を抑えた口調が声が、とても印象的で耳にとても残ります。 同じ題材を扱った作品は多いですが、やはりこの作品がいちばん好きです。 気高いという言葉をこの作品で知りました。

2025.08.16 投稿

春琴抄

3.0

琴のヒリヒリとした気性の荒さがとても痛々しく、佐助の忍ぶ姿は得体の知れない気味の悪ささえ感じる。佐助の献身は心の底で揺れる背徳と執着との混濁のようで、耐える姿が恐ろしくもあり、いとおしくも感じる。 ふたりの苦しみや執着が美しくて生々しくて、見ていると苦しくなった。 苦しむ姿が恐ろしいほど美しく、見終わってから何をみたのだろうという気持ちになって、 息ができないぐらい放心してしまった。

2025.08.15 投稿

民王

3.0

清廉潔白ではけしてない、だけど悪人にもなりきれない、遠藤憲一さんが演じる武藤泰山がとってもチャーミングです! 泰山、貝原、翔の掛け合いが回を追うごとに遠慮がなくなっていくのが楽しいです。 泰山だけじゃなく、かわいいおじさん、たくさん出ています!

2025.08.16 投稿

東京リベンジャーズ

4.0

原作の一番キャッチーな部分をギュギュとして凝縮していてどの場面も、キャラクターへの愛情が詰め込まれている。 タケミチのダメダメ人生からの奮起、マイキーの激情、ドラケンの繊細さ、誰の視点からお話を追っても胸が熱くなります。 改めて吉沢亮の秘めた激情の演技には感動です。病院でひとり隠れて流す涙、あの顔。マイキーは彼しか演じることはできない。

2025.08.19 投稿

デビルマン

2.0

映像はとても美しい。画像の美しさ、キャラクターの美しさ精巧さに重視を置きすぎて、物語があまり残らない。 映像が流れていく数時間にBGMが添えられたよう。 けれど、陰湿な美しさは画面から常に漂っていて、原作の世界感をひとつの映像美として見ていると思って楽しみました。 欲をいえば、残忍で美しいサタンの深い苦悩を見たかったと強く思う。

2025.08.15 投稿

秘密 THE TOP SECRET

1.0

原作とは別の作品。そう割りきってもやはり残念と思ってしまう。 原作における、繊細なほどの科学の恐ろしさと残酷さを映像にするのは難しかった。近未来的な表現が酷く安っぽくなってしまったなと思う。原作の重みを消してしまっている。 まったく原作を知らずにまっさらなまま観たら、もしかしたら感想が違ったのだろうか。

2025.08.19 投稿

ヘルタースケルター

4.0

りりこの美しさに執着する姿は浅はかだと思うけれど、バッサリと否定しきれない。 突き詰めたように女性の欲を描いたこの作品は、マンガでは画風もあってどこかさらりとしているけれど、映像では圧倒的な沢尻エリカの存在を通して、女性の腹の奥に沈めた願望に肉と血を与え、立体化してしまったと思う。 作品の華やかも哀しさも毒々しさも、沢尻エリカでなくては表現できなかったと思う。

2025.08.15 投稿

白夜行

4.0

堀北真希演じる雪穂が美しい。 透き通るように美しくて脆くて危うい。その醸し出す清廉さの意味がとても哀しい。 雪穂の影になり悪となり、寄り添う亮司の幼くて健気さがあまりにも純情で痛々しい。 亮司を失い、ひとりきりでその先を生きていく雪穂の修羅を思うと、酷く苦しい。

2025.08.15 投稿