2025-12

映画「燃えよ剣」は、多くの形で世に描かれてきた「新選組」をテーマにした作品で、主演は岡田准一。誰よりも武士に憧れた土方歳三を中心に、物語が進んでいきます。時代劇ファン、原作ファンにとっては見応えのあるアクションシーンや、主人公の圧倒的な行動力と、迫力のある剣術が見どころの作品です。新選組の成りたちなどが時系列で展開されて、テンポ良くストーリーを楽しめます。

映画「ルイスと未来泥棒」は、孤児院で育った発明家を夢見る少年が、自分の発明品が未来にどんな影響を与えるのかを知るために、タイムマシンに乗って未来へ向かうストーリー。主人公の母親への想いや、家族への憧れが強く描かれている作品で、時に切ない気持ちになります。しかし未来に希望を持ち、発明家として強くあろうとする主人公には、こちらが励まされ元気をもらえます。

映画「HOKUSAI」は、江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎の一生を描いた作品です。貧しい生活を送っていた北斎ですが、その絵の才能に気づいたのは蔦屋重三郎でした。今までにない独創的な絵を描き、一気に人気絵師となり、町中の人々を魅了します。91歳で幕を閉じた絵に対する情熱が溢れる芸術家の物語。青年時代の北斎を柳楽優弥が演じています。

映画「ラブ・エクスペリメント」は、江戸川乱歩の小説が原作で、監禁をテーマにした作品です。何もない部屋で目が覚めた女性は両膝から出血し身動きがとれません。そこにいたのは謎の男トム・オールクロフトでした。自分を愛するようになるまで監禁すると女性に告げることで物語は展開していきます。女性と男の関係が徐々に明らかになるスリラー映画です。

映画「護られなかった者たちへ」は、佐藤健主演で2021年に公開された映画です。東日本大震災において最大の被害を出した津波で、被害を受けた人々をメインに話が進むヒューマンミステリー。豪華キャストが演じる役柄も重厚で、行動や言動、表情など細かな部分まで、見逃せない奥深い物語が展開されていきます。過去を忘れずに、過去を踏まえて明日を生きていくためにはどう動いていくべきなのか、様々な事を考えさせられる作品です。

映画「さがす」は、佐藤二朗演じる父親の智と、伊藤蒼演じる中学生の娘、楓の物語です。智が言っていた「指命手配中の殺人犯を見た。捕まえたら300万もらえる」という言葉を受け流していた楓。しかし、次の日、智は突然姿を消してしまいます。必死に父親を探す楓と犯人探しをする智。見つけたくないものまで見えてくるという独特の視点から描いたPG12指定の映画です。

映画「ラストサマーウォーズ」は、埼玉県入間市を舞台に、小学生たちが大活躍する夏の物語を描いた作品です。片想いしている女の子が引っ越してしまうと知った主人公が、その女の子をヒロインにした映画を作ろうと仲間たちを集めます。トラブルがありながらも、現代のテクノロジーを活用して子供たちは撮影を進めようと頑張ります。子供から大人まで楽しめる青春映画です。

ドラマ「三国志 司馬懿 軍師連盟」三国時代に政治家として大きく貢献した軍師・司馬懿を主人公に描いた中国の歴史ドラマです。曹家、司馬それぞれの一族の闇と権力争い、裏切り、陰謀が渦巻く中で生き抜いていく司馬懿が力強く描かれています。今まで知られていなかった司馬懿の家族や、彼を取り巻く軍師たちのストーリーと映像美も見ごたえ抜群です。

ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限」は、山田涼介主演、テレビ朝日で放送されたドラマです。地上波と同時にTverでも配信され、最終回はTver総合ランキング1位を獲得した、本格ラブコメドラマ。可愛いを武器に渡り歩いてきた男子を山田涼介、恋愛経験なしの無表情ロボット女を芳根京子が演じ、不器用な2人の恋愛にムズムズ、時々キュンキュンと心がときめく物語です。初タッグを組んだ2人の可愛いさも見どころです。

映画「カモン カモン」は、子育てをしたことがないジャーナリストとその甥が、数日間の旅を通して絆を深めるヒューマンドラマで日本では2022年に公開。この作品の特徴は何といっても全編モノクロームだという点です。何気ないやり取りであってもモノクロームで表現することによって、その美しさや大切さを際立たせています。主演のホアキン・フェニックスの繊細な演技は必見。

ドラマ「華政」は激動の時代を駆け抜けた王女の物語を大スケールで描いた歴史エンターテイメントです。時は1608年朝鮮時代、王女として産まれた貞明公主が激しい権力争いの波に揉まれ、死んだ人として男と偽りながら生き抜いていく長編時代劇。側室の子であるがゆえに、世子と認められない光海君と異母兄弟である貞明公主。政権を取り巻く人物たちの欲望と嫉妬が渦巻く、見応え抜群のドラマです。

映画「1秒先の彼女」は時間のズレから起こる謎を、ドタバタコメディタッチに描いた台湾映画。時間のズレを扱うSFでありながら、気楽に見れる展開です。20年の構想から出来上がった作品とあり、長編復帰3作品目にして台湾アカデミー賞５冠達成のチェン・ユーシュン監督によるラブストーリーの傑作と言える内容に仕上がっています。