映画「さがす」は、佐藤二朗演じる父親の智と、伊藤蒼演じる中学生の娘、楓の物語です。智が言っていた「指命手配中の殺人犯を見た。捕まえたら300万もらえる」という言葉を受け流していた楓。
しかし、次の日、智は突然姿を消してしまいます。必死に父親を探す楓と犯人探しをする智。見つけたくないものまで見えてくるという独特の視点から描いたPG12指定の映画です。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2022年 |
| 作品ジャンル | サスペンス,ミステリー |
| 公式サイト |
映画「さがす」のあらすじ・キャスト
大阪の下町で暮らす原田智は、中学生となる娘の楓と平穏な生活を送っていた。
ある日、智は懸賞金300万円の指名手配犯を目撃したと楓に告白する。いつもの冗談だろうと思った楓は相手にしなかった。
しかしその翌日、智は失踪してしまう。必死に父の手がかりを追っていこうとする楓は、日雇い現場に父の名前があることに気づく。
ようやくの思いでたどり着いた先で「お父ちゃん!」と呼びかける楓。そこで振り返った男は、なんと指名手配中の連続殺人犯だった。
父の名を語るその男は、いったい何を企んでいるのか。そして、楓は父・智と無事に再開できるのか?!
- キャスト
- スタッフ
原田智[佐藤二朗] 原田楓[伊東蒼] 名無し/山内照巳[清水尋也] ムクドリ/内藤あおい[森田望智] 花山豊[石井正太朗] 蔵島みどり[松岡依都美] 原田公子[成嶋瞳子] 馬渕[品川徹] 松浦祐也 北山雅康 希志真ロイ 康すおん 勝矢 鈴木かつき 内田春菊 紅壱子 泉拓磨 西本竜樹 杉本安生 和田光沙 橋本つむぎ 内藤正記 黒川大輔 中丸シオン
【監督】
片山慎三
【音楽】
高位妃楊子
【脚本】
片山慎三
【製作】
佐野真之 玉井雄大 ナム・ギホ
映画「さがす」のレビュー
面白い 記憶をなくしてもう一回見たい どんでん返し
静かな始まりから、どんどん深く、重く、引き込まれる。父と娘の絆を軸に、人間の闇と優しさが交錯する傑作。想像以上に切なく、苦しく、美しい物語。
胸糞 グロい モヤモヤ
まず佐藤二朗さんをこの役に起用したのが素晴らしい。
最初はいつも佐藤二朗さんらしさがあるんですが、そこからの変化がみものです。
やっぱりコメディが得意な人にこういう役をやらせるとギャップが◎
監督も、以前は韓国の有名な監督の助監督を務めていた経験もあって、韓国っぽさが強くてガツンときます。
決してスッキリする作品ではないですけど、重く深い作品に浸りたいならおすすめです。
話の展開が面白くて伏線回収も見事だった!でも見ていて胸が締め付けられるような苦しさもあった。シスターに唾を吐くシーンが何故か好きすぎる! 娘のたくましさには驚かされた。最後の卓球ラリーは感動的で、2人の会話の粋さが心に染みた。
前情報を持たずに観たので、重たい展開にところどころ気分が悪くなるシーンもありました。しかし、それも演者さんたちの力量が発揮されていたからだと思います。記憶に残る作品でした。
2024.11.18
さとうとしお/40代/女性
0
タイトル通り「さがす」というのが重要なワードになっている映画です。家族の在り方としてこういう感じなのも良く、上質なロードムービーでもあります。この作品において主人公とは誰を指すのか難しいところではありますが、父親役をしている佐藤二朗が珍しくふざけていない映画なのでそれだけでも見ておいて欲しいです。
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
楓役の伊東蒼さんの話し方が自然で引き込まれました。智役の佐藤二朗さんとは本当の親子に見えた。万引きから始まり介護、失踪、殺人と重い内容が詰め込まれていますが、主人公と楓の会話ではほんの少しだけ和むところがあります。連続殺人犯を演じた清水尋也さんの表情も怖かったです。ラストの親子で卓球のラリーをするところが少し長かったですが、無言ながら会話をしているように思えました。智が逮捕されるところまでは描かれていませんが、このラストで良かったと思います。
清水尋也くんのファンなのでそれなりに楽しくは見ましたが、モチーフにしている事件の描写がそのまま過ぎたり(SNSで自殺志願者を誘い殺害、白い靴下に性的に興奮するなど)ALS患者の安楽死問題など要素がてんこ盛りすぎて、何を一番伝えたいテーマとしているのかが分かりにくかった。
2023.7.28
モロゾフ/20代/女性
1
普通に娘がかわいそうだなあと思いました。山内がとにかく不気味でこわくて、映画全体を通して暗く陰鬱としています。クズ親父なのに、なんとなく憎めないキャラを演じた佐藤二郎さんが凄いです。
2023.7.28
ないと/30代/女性
0
まず、思ったのが、佐藤二朗、演技うっま!その衝撃が強かった。映画のストーリーそのものも良かった。冒頭は割とダラダラと話が進むのだが、それがかえって、中盤からラストにかけて非日常さとの対比となり良い。

2023.07.28
健太/30代/男性
0
傑作。実際に起きた事件をテーマにしてて物議を醸しそうな内容だけど、終始ハラハラさせる展開で目が離せなかった。主演の佐藤二朗もコミカル封印して役者としての凄みを感じた。娘役の伊東蒼も良い。




