2025-12

アニメ「鬼人幻燈抄」は、江戸から平成の170年間の時間を旅する鬼人の物語を描く、和風大河ファンタジーアニメです。幼いころに家出をして江戸から離れた葛野で暮らす兄妹、甚太と鈴音。村の巫女の護衛をする甚太は鬼の討伐に出た森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会います。護衛とその妹、巫女と3人の運命が絡み合っていきます。

映画｢1980 僕たちの光州事件｣は、1980年に韓国で起こった光州事件が題材の映画です。祖父が念願の中華料理店をオープンし、周りの人々に祝福され幸せの中にいた少年チョルス。しかし、直後に光州事件という悲劇に巻き込まれ、平和な生活は一変してしまいます。権力による弾圧とその影響を市井の人々の視点で描いたヒューマンドラマです。

映画「ROLLING STONE　ブライアン・ジョーンズの生と死」はザローリングストーンズのリーダー、ブライアンの生涯と謎に満ちた死に迫るドキュメンタリーです。バンドと共にロックシーンを駆け上り、世界から注目を集めたブライアン。ドラッグの闇におぼれ、自宅のプールに沈む姿を発見されます。不慮の事故とされた死について、疑惑を掘り下げていきます。

ドラマ「ROOM」は、リゾートホテルを舞台にしたコメディドラマです。ある初夏の夕方、チェックインのため訳アリの男たちがフロントに並びます。原稿の締め切りに苦しむ小説家、恋人とのお忍び旅行の人気俳優、クレーム処理で仕事を辞めたいサラリーマン、部屋で人質を監禁する誘拐犯。赤の他人の男たちが出会う時、奇跡が起こります。

アニメ「SAND LAND: THE SERIES」は鳥山明原作で、世界の映画祭で絶賛された全13話からなる冒険ファンタジー超大作アニメです。砂漠のどこかに存在する「幻の泉」を探す旅に出る壮大な冒険映画。悪魔の王子、魔物、人間の保安官の奇妙なトリオがとても魅力的で時には涙しながらも楽しさ溢れる作品です。

映画「Shirley シャーリイ」はアメリカの怪奇幻想作家シャーリイ・ジャクスンの伝記をもとに描かれる心理サスペンスです。短編小説で大ヒットしたシャーリイはスランプに陥っていました。夫は若い夫婦を居候させ、彼女の世話を任せることに。初めは嫌がっていた共同生活も、懲りない若妻の姿からインスピレーションを得るようになり、2人は奇妙な絆が芽生え始めます。幻想的な映像も魅力的です。

映画「SINGULA」は、AIたちによる討論劇「SINGULA」が原作。15体のAIアンドロイド同士が繰り広げるSF映画です。「人類を破壊するべきかどうか」という、究極のディベートバトルロイヤルを描いています。俳優であり歌手のspiが15体のAIキャラクターを演じ分けているのも必見。AIが身近になってきている今、興味深い作品です。

映画「アイアム・ア・コメディアン」はテレビに居場所を失ったお笑い芸人、ウーマンラッシュアワーの村本大輔のドキュメンタリーです。彼は、政治的な発言により、炎上。彼は、活動の場を劇場やライブに移し、さらに世界に目を向けた。そんなお笑いに一途な彼を「東京クルド」の新鋭ドキュメンタリストの日向史有が迫った3年間となっています。

ドラマ「アイアン・フィスト　シーズン1」はマーベル・コミックの同名キャラクターを基に制作されたアメリカのテレビドラマです。マーベル作品らしいスーパーヒーロー・アクションもので、派手なアクションとわかりやすいストーリーが魅力。武士道精神や日本刀など「日本」を感じさせる演出もところどころに散りばめられていて、見どころとなっています。

映画「事実無根」は国際映画祭で13冠を受賞作した群像劇。柳裕章の初監督作品であるこの映画の舞台は、京都の下町の実在する「そのうちcafe」。いつ誰に降りかかるかもしれない「事実無根の罪」と、どこの家にも潜んでいる家族の問題を題材に、人生のやり直しが描かれている。

映画「日日芸術」は奇妙なメガネを手にした俳優・富田望生のアートをめぐる冒険を描く作品です。望生はふと訪れた喫茶店で店主に促され、メガネをかけると、日常の景色がアートの世界に大変身。メガネに導かれるように、独創的な作品をつくるアーティストたちに出会い、表現と生き様に刺激を受け、望生は自分の表現を模索し始めます。ドラマであり、ドキュメンタリーでもある唯一無二のロードムービーです。作中では楽団「パスカルズ」が本作のために書き下ろした楽曲を演奏し、作品を鮮やかに彩ります。

映画「ザ・ウォッチャーズ」は謎の監視者の恐怖を描き出す新感覚ホラー映画です。贈り物を届ける最中に地図にない不気味な森に迷い込んだミナ。見知らぬ3人の男女とともに森の中に忽然と現れたガラス張りの部屋に避難します。毎晩訪れる「何か」に監視され、ある3つのルールを破ると殺されてしまいます。ラストには誰も予測できない結末が待っています。