サンタクロース

昔、あるところにクラウスという木こりの老人がいた。 クラウスは毎年クリスマスになると、近くに住む子どもたちに自分が作った木の玩具（おもちゃ）を配って回る、優しい心の持ち主であった。 ある年のクリスマスのこと、クラウスと妻のアニアは、クリスマスプレゼントを届ける途中で凍え死んでしまう。 そこに空から不思議な光が降りてくる。 彼等が死んでしまうのは惜しいと思った妖精王は、2人に新しい命を与える。 蘇った夫妻が光に導かれて辿り着いたところは妖精の国だった。 妖精たちは、世界中の子どもたちにプレゼントする玩具を作っていたのだが、それを配ってくれる人を捜していたのである。 クラウスはその仕事を喜んでひきうけることにする。 そして永遠の生命を与えられ、サンタクロースになったのである。 1985 G.G.C. LEASING Ltd. - Lunar Finance Ltd.

「サンタクロース」は、木こりの老人クラウスとその妻アニアが主人公。クラウスは毎年クリスマスに自作の木の玩具を子供たちに配っていたが、ある年、プレゼント配達中に凍死してしまう。しかし、妖精王が彼らを蘇らせ、妖精の国へと導く。妖精たちは世界中の子供たちへのプレゼント配達者を探しており、クラウスはその役目を引き受ける。そして、永遠の生命を授かり、サンタクロースとなる。