日本やくざ抗争史 ～首領襲撃～

日本のヤクザ組織の頂点に立った三代目丹波組々長・山台。その丹波組と、大日本義勇団の手下が賭場でトラブルを起こし、両者は抗争に発展する。圧倒的戦力差を前に、ついに大日本義勇団の組長が射殺されてしまう。大日本義勇団員・成瀬は単身行動を起こし...。

「日本やくざ抗争史 ～首領襲撃～」は、1970年代に実際に起こった最大組織組長の襲撃事件を描いた作品です。主人公は、親である組長の無念を晴らすため、襲撃のチャンスを執念深く窺う極道で、その役を小沢仁志が熱演しています。特に、三代目が通っていたクラブのホステスと小沢のやり取りが丁寧に描かれており、その新鮮さが魅力となっています。親の敵を絶対に討つという強い決意と、その過程で描かれる人間ドラマが見どころとなっています。