セブンガールズ

終戦直後、がれきだらけの街に“パンパンガール”と呼ばれる女たちがいた。家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女たちを、人々はさげすんだ。だが女たちは、パンパン宿で助けあいながら、いつかやってくる明日を信じて歌い、懸命に生きた。

「セブンガールズ」は、終戦直後の東京を舞台に、8人の娼婦たちの生き様を描いた作品です。彼女たちが暮らす社会はどん底でありながら、彼女たちが貪欲に生きようとする姿は美しいと評されています。この作品は、劇団前方公演墳の代表作であり、4度にわたり再演されたものをオリジナルキャストで映画化したものです。たくましく生きる女性たちの姿を通じて、戦後の混乱と希望を描き出しています。