少林寺

　いまだにアジア映画としては歴代１位の記録を持つ本格格闘スペクタクル。動乱期の中国を舞台に、少林寺一派が悪辣な将軍一味を叩きのめすというストーリーと、武術シーンの面白さが、ブルース・リーともジャッキー・チェンとも違う、リアルな迫力を追求した作品。主人公のリー・リンチェイの美しいまでに研ぎ澄まされた型と動きが素晴らしい。

「少林寺」は、動乱期の中国を舞台に、少林寺一派が悪辣な将軍一味を叩きのめすストーリー。主人公のリー・リンチェイの美しいまでに研ぎ澄まされた型と動きが素晴らしい。中国・隋朝の末期、暴政を尽くす将軍に対抗するため、神腿張の息子である「小虎」が少林寺で少林拳の修行を積む。小虎は名を「覚遠」に変え、父親の敵を討つために修行を重ねる。覚遠は王将軍との戦いを通じて成長し、最終的には仏門に入ることを決意する。その後、少林寺の武術は世界に広まり、後世には日本に少林寺拳法として引き継がれる。