ドラマ『霧尾ファンクラブ』出演の莉子。キレのあるツッコミが彩る“青春物語”

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4月2日(水)24:24より放送スタートのドラマ『霧尾ファンクラブ』に出演する莉子さんにインタビューしました。

「霧尾くん」をきっかけに始まる青春ドラマの舞台裏や魅力を語っていただきました。

ドラマ『霧尾ファンクラブ』作品紹介

「どうする?霧尾くんのおならが爆音だったら」

「は?嬉しすぎるだろ」

同じ高校に通う三好藍美(茅島みずき)と染谷波(莉子)の日曜は、クラスメイトの“霧尾くん”の話題で持ちきり!

2人の霧尾くんへの思いは時にアブナイ妄想に発展!霧尾くんに近づくために怪しい呪術に手を出そうとしたり…奇妙なラブソングを作ったり、時には親友同士の壮絶バトルにも勃発⁉

日々楽しい“推し活”に励んでいたが…実は、藍美と波にはお互いにずっと隠している“秘密”があり、そして霧尾くん自身も誰にも打ち明けられない“秘密”に苦しんでいた。

それぞれの思いは、やがて3人だけではなく周りの友人たちとの思いも複雑に絡まりあっていき…。

腹筋崩壊!涙腺崩壊…

この“青春”はクセになる。

ドラマ『霧尾ファンクラブ』公式サイトより引用

霧尾ファンクラブ
同じ高校に通う三好藍美(茅島みずき)と染谷波(莉子)の日常は、クラスメイトの"霧尾くん"の話題で持ちきり!2人の霧尾くんへの思いは時にアブナイ妄想に発展!霧尾くん...

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「面白い ✕ 青春」のドラマで見せた、“ギャップ”が魅力的なお芝居

ー最初に台本や原作を読んだ感想を教えてください。

莉子さん(以下、莉子):とにかく「面白い」が第一印象でした。

染谷波(そめたになみ)という役をいただくにあたって、波視点で物語を見てみると結構色々なところに波の気持ちが隠れていて、実写化作品だからこそ、そういう感情や表情を繊細にうまく表現したいと思いました。

ー今回の実写化ドラマに出演するにあたっての意気込みはありましたか。

莉子:原作ファンも多いので、実写化するにあたってしっかり責任を持ちながら演じています。

特に今回は『霧尾ファンクラブ』っていう原作自体が本当に面白いからプレッシャーもあり、「本当に私で務まるのかな」という不安はありましたが、決まったからには全力で演じさせていただこうと気合いを入れました。

原作を描かれた、地球のお魚ぽんちゃん先生も本当に素敵な方で、会うたび毎回「本当によかったです」ってすごく褒めてくださるので、先生がそう言ってくださるなら間違いないなと、その言葉を信じてやらせていただいていました。

ー実際に演じて感じた、波というキャラクターの魅力について教えてください。

莉子:見た目は本当に女の子らしい子ですが、それとは裏腹に、藍美に鋭いツッコミを入れる立場でもあるので、そのギャップが魅力的だと思います。

一人で暴走してしまった藍美の軌道修正をするというところも波の役割なので、メリハリをつけて楽しみながら演じました。

ー撮影してみて大変だったところはどこでしたか。

莉子:本当に日々楽しく撮影をしていたという感じですが、波も藍美もお互いがずっとセリフを言っているようなシーンもありました。

本来は区切って撮影するところを全部通して一回で撮影した場面も多かったので、その緊張感はありました。

ー今回霧尾くん役の方がまだ正式に明らかにされていないのですがその方の印象はいかがですか?

すごくしっかりされている方で、本当に素敵な方だなと今回ご一緒してみて思いました。

いろいろ経験されているからこその落ち着きがある方です。

ビジュアルだけ公開されてるのですが、私とみずきちは「これ絶対誰だかわからないよね」って話していたのですが、その方は「ファンの人は絶対わかる」っておっしゃっていました。

ー原作に登場する役を演じるうえで、ビジュアル面など意識したことはありますか。

莉子:私は別に特別なことをしたわけではなくて…。メイクと衣装ありきだなと思います。

藍美と波の対比として、藍美は黒髪ロングで波は茶髪のショートカットというイメージがあるので、横尾初喜監督ともお話しつつ、ちょっと明るめの髪色でボブのヘアスタイルを保つようにはしていました。

ー横尾監督とお話されたエピソードなどがありましたら教えてください。

莉子:可愛らしい小動物っぽさがありつつ、ツッコミができるギャップを持っているのが波だから、そこを意識しようかなとも思ったんですけど、監督からは「別にそこまで可愛らしさを出さなくてもいいよ」と言われました。

かわいらしさを出しすぎるとぶりっ子に見えてしまうような役でもあるので、そのバランスを調節しながら演じていました。

監督は遊び心のある方で、作品をより面白くするための動き方やセリフの言い方などを話していました。まるで芸人さんがネタを作るときのような雰囲気で、どうしたら面白くなるかを重視しながら、みんなで作戦会議して作っていった現場でした。

ー面白さもあり、ということでしたが印象に残っているシーンはどこですか。

莉子:河川敷のシーンはお気に入りです。撮影日は本当にきれいな晴天で気持ちよかったですし、ストーリー的にも印象深いところなので思い出に残っています。

青春ドラマの舞台裏。「本当に学生みたいな時間を過ごしました」

ー藍美役の茅島みずきさんとは今回で4回目の共演でしたが、今回はどうでしたか。

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莉子:本来、本読みの段階ではスタッフさんや役者さんと初対面のなか、役の感覚も掴まなくてはいけない。全てが初めましての状態でスタートすることが多いから、仲良くなるところから始める場合も多いです。

でもみずきちゃんとは、普段から「みずきち」って呼んでいるくらい仲のいい友達だったのですごくやりやすかったです。

お互い10代の頃に出会い、みずきちが20歳になってからご一緒するのは初めてだったので、親心ではないですが「20歳になったんだね」っていう私情もありました(笑)。

ー実際に撮影が始まってから、茅島さんとのお芝居はどうでしたか。

莉子:みずきちって結構クールなイメージを持たれがちだと思いますが、本当はすごく可愛らしい子で妹っぽいんです。

しゃべり始めたら可愛らしさにあふれた子で、結構静かめな役が多いイメージですが、今回は新しいみずきちが見れると思います。

こんなお芝居してるみずきち見たことないなっていうような表情やセリフとか、この『霧尾ファンクラブ』ならではの面白い言い回しを言っているみずきちっていうのも面白かったです!

ー高校生の役というところで同世代の俳優さんも多かったと思います。撮影現場の雰囲気を教えてください。

莉子:人見知りの方が多かったです。でも私は人見知りしないので私が(会話の場を)回してました(笑)。

もともと共演経験のある方が多かったので、私を窓口にみんなをつないでいけたらいいなと思って。最終的にはやっぱりみんな同世代だから本当に和気あいあいと楽しくやっていました。

ー撮影中の思い出深いエピソードはありますか。

莉子:撮影の合間でも「好きなファストフード店」をみんなせーので言う、みたいなゲームをやっていたりとか、本当に学生みたいな時間を過ごしました。

ー本当に温かくて楽しげな撮影現場だったことが伝わってきました。

莉子:スタッフのみなさんも愛に溢れていて、本当に温かい現場でした。

撮影ってたくさんの人間が集まるから少し衝突したりとか行き詰まったりすることって全然あると思うんですけど、今回の現場ではそれが一切なかったと言ってもいいくらい穏やかでした。

その皆さんだからこそ、この作品ができたのかなと思います。

ーこのドラマの注目ポイントを教えてください。

莉子:本当にこれは“新しいドラマ”だと感じています。前半はコメディ要素が強いですが、後半には泣けるような場面もあるので青春ドラマだって感じてもらえると思います。

ジャンルレスというか、霧尾ファンクラブとしかジャンルの名前を付けられないような独特の面白さがあるので、とにかく『霧尾ファンクラブ』という世界観を楽しんでいただきたいです。

俳優・莉子、22歳。躍進を続ける原動力とは

ー高校生の役というところで、莉子さんご自身の青春時代のことも少し教えていただきたいです。

莉子:私は女子高で3年間を過ごしました。

昼休みには売店まで走るし、教室での笑い声が廊下まで響いているって先生に怒られるし…。本当にどんちゃん騒ぎな女子高時代を過ごしていたような気がします。

でも私にはそこがすごく合っていて、おかげさまでめちゃくちゃ楽しくて活発な3年間でした。

ーお仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

莉子:挨拶や礼儀はずっと大切にしています。高校3年間「Popteen」という雑誌でお仕事をさせていただきましたが、そこは礼儀や人への気遣い、挨拶などの学びの場でした。

母からも厳しく言われていたことなので、基本的なことですが挨拶や礼儀は大切にしています。

ー今後の目標を教えてください。

莉子:とにかく来年も今のお仕事を続けられていればいいなと思います。

現状維持って意外と難しいし、あわよくばちょっと何か特別なことがあったらいいなと思っているので、とにかく今のお仕事を続けられていれば幸せです。

色々なことに挑戦して俳優として幅を広げていきたいです。

ー莉子さん流の役作りのポイントや秘訣はありますか。

莉子:とにかく書くことを大事にしています。

役や作品についての情報を一回ノートに全部書き出して、自分の中で整理するために役作りノートみたいなものを作っています。

ー女性ファンも多いですが、健康や美容で一番気をつけていることはありますか。

莉子:私は体を動かしていないと落ち着かないんです(笑)。

休みの日や時間があればジム行くし、キックボクシングするし、ピラティスにも行くし…。アクティブに動いているので、それが健康につながっているんだと思います。

ーお休みの日も活動的なんですね。

莉子:休みの日もとりあえず10時か11時からジムで運動して1日をスタートさせますし、休みが2日間とかあったら一人旅に行くこともあります。

もともとお仕事で一人で宿泊することもありましたし、嫌ではありませんでした。最近はソロ活も増えた気がします(笑)。

ーおすすめのソロ活はありますか。

莉子:岩盤浴は結構おすすめです。旅行だと、去年行って一番良かったのは長野の上高地で、日帰りで一人山登りに行って帰ってきてっていう、それが楽しかったです。

上高地って登れる期間が決まっていて、行きたいと思ったときには2週間後くらいにその期間が終わってしまう状況だったから“今行くしかない”と思って、あれはもう上高地に呼ばれて導かれていました(笑)。

私は自然が大好きなので、友達とのドライブも自然豊かな所へ自然を摂取しに行っていることが多いです。

ー莉子さんの原動力はなんですか。

莉子:格好つけているわけではなく、私の原動力は本当にお仕事なんです。お仕事が生きがいなので天職だと思いますし、お仕事をやらせていただいていることが本当にありがたいです。

ーファンの方のコメントを見ることはありますか。

莉子:めっちゃ見ます!本当に支えられています。

些細なことで落ち込んでも、パッてSNSを開いたときに肯定的な言葉をくれる存在って本当にありがたいですし、毎回感動するんです。

私が一枚の写真をアップしただけで、数百人の方が私のために言葉をくれているっていうのを教室規模で考えるんです(笑)。

120人の方がコメントをくれたら教室3つ分だな、とか。数字だと小さく見えても、人で考えるとありえないくらい大きな数字だと感じるから、ありがたいな、支えられているなって思います。

ー今回は青春ドラマというところで、学生に向けたアドバイスや伝えたい思いをお願いします。

莉子:『霧尾ファンクラブ』の藍美と波も別に特別なことをしているわけじゃなくて、藍美との会話や屋上でお弁当を食べるとか、そういう日常が愛おしくて最高なんです。

私の高校時代は始発の電車でPopteenの撮影に行ったあと授業に出て、放課後また撮影に戻るみたいな時もありました。でも一番記憶に残っているのって、みんなで自転車に乗って近くのファミレスに行った時間なんです。

制服を着てファミレスというのも学生だからできたことだし、そういうちょっとした日常的な部分を思いっきり楽しんでほしいなって思います。

莉子(りこ)プロフィール

2002年生まれ、神川県出身。

「ブラックシンデレラ」や「3年C組は不倫してます。」など数々の話題作で主演を務める。映画「違う惑星の変な恋人」では第38回高崎映画祭で最優秀新進俳優賞を受賞。

直近の出演作はABEMAドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち- 」に出演。今後も公開待機作が多数控える若手女優。

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撮影:髙橋耀太

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