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検索キーワード:「三河悠冴」
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あらすじ
新人王最有力候補のボクサー・冴木輝彦(通称:テル)と生まれつき記憶力に長けているがコミュニケーションが苦手な友原勉(通称:ベン)。二人は同じ団地で兄弟のように育った。ベンはテルを真似てシャドーボクシングをしていられるだけで幸せだった。ベンにとってテルは憧れで、絶対だった。だが、そんなテルが新人王決定戦で北澤に負けてしまう。しかし、敗北後も、テルは何事もなかったかのように、あっけらかんと振る舞う。ベンにも変わらず優しく接するが、テルの生活は少しずつ荒み、遊び呆ける日々。まるでボクシングなど初めから興味がなかったようにすら見えるその姿が、ベンを不安にさせた。憧れだったテルを、たった一度の敗北により失ってしまったのだ。そんな喪失に耐えられないベンはある日、テルのグローブを持ち出して、「テルは負けない」「テルは負けない」と何度も呟きながら宿敵・北澤に復讐を誓い、歩き始める。
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あらすじ
ここは、人生の休憩場所。日々に少しだけ疲れてしまった人々の心を解きほぐす...。2021年東京オリンピック開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」。住み込みでアルバイトとして働く詩子は、元旅人でオーナーの博文とSNSにハマりライフハック動画を配信する泉さんと共に、慎ましくも満ち足りた生活を送っている。ココにやってくるのは、バイト先が潰れてしまい目標もなく、くすぶる存や、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルーなど、悩みを抱える若者たち。笑顔でお客さんを迎える詩子にも、わけあって田舎を飛び出してきた過去があった...。「休憩が大事。考えながら休んでいいのよ」ココでの生活が、日々に疲れてしまっている人々の心を少しずつ解きほぐしていく。
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あらすじ
殺人事件発生の一報を受けた警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)とともに事件現場に急行する。渋谷の路地裏で刺殺されていたのは、フードプロデュース会社の社員・押尾貴代。遺留品のバッグの中からは、なぜかかつて喫茶店によく置かれていた“ルーレット式おみくじ器”が見つかった。さらに事件の夜、昭和レトロなファッションに身を包んだ謎の女が現場にいたこともわかった。その矢先、貴代の上司であるフードプロデュース会社社長・飯吉望のパワハラ発言の音源がネット上に流出。飯吉は大炎上し、会社の株価は大暴落してしまう。まもなく音源の流出先は、貴代のSNSの裏アカウントだと判明。貴代と飯吉の間にはトラブルがあったのだろうか…。その裏アカウントには事件の5時間前にパフェの画像が1枚アップされており、それが最後の投稿になっていた。そんな中、昭和のおみくじ器に興味を抱いた平井真琴(斉藤由貴)は、1軒の喫茶店にたどり着く。その店は“さすらいの洋菓子職人”を名乗る永井杏子が営む、昭和をコンセプトにしたレトロなカフェだった。なんと、貴代が最後に裏アカウントに投稿したパフェの写真は彼女が貴代に提供したものであることが判明。一気に杏子への疑いが強まるが、大岩は彼女の名を聞いて過去の未解決事件を思い出す。それは24年前、杏子の家族に起きた誘拐事件だった――。
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あらすじ
学生時代に友だちだった〈僕〉とユウスケのもとに、友人の森が自殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見つめ直す二人に、〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたい願う〈私〉と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。青春の出口に立った4人が見つけた、きらめく明日への入口とは──?何者にもなれない4人が、ひとつの死をきっかけに、明日への一歩を踏み出す。私たちが目にするのは、4人の中にきらめく、私たち自身の欠片。痛みを知る者にしか見えない光を描く、絶望を抱きしめる希望の物語。
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あらすじ
月曜日の朝。小さな広告代理店で働く朱海は、後輩たちから「僕たち、同じ1週間を繰り返しています!」と告げられる。彼らはほかの社員たちにタイムループの事実を気づかせていくが、脱出の鍵を握る肝心の永久部長だけは、いつまでたっても気づいてくれず…。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
死んだ人間の脳をスキャンして記憶を映像化し、難事件に挑む特別捜査機関「第九」に、死刑囚・露口の行方不明の長女・絹子を捜索する任務が与えられる。室長の薪、新人捜査官・青木らは露口の脳を探ると、そこには刃物を振り上げる絹子の姿が映っていた。