あらすじ

震災から半年後の宮城県仙台。 職を失った青年・和正（高橋文哉）は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞（たもん）と出会う。 聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となるが、 多聞は常に＜西の方角＞を気にしていた。 そんな中、家族を助けるため、危険な仕事に手を染めてしまった和正は、 やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう―― 。 時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽（西野七瀬）の下で過ごしていた。 多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現われる。 こうして２人と1匹の新たな生活が始まるが、痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、 たった一匹で＜西の方角＞に向かって歩いていく多聞には、一人の少年と誓った約束があった―― 。

あらすじ

師範が言うには「1999年、ノストラダムスの大予言により世界が終わる」のだという…。この世紀末に備えて、勝平たちは現代社会から程遠い場所で、世界を救うための技を習得しようと、毎日厳しい修行に耐え抜いてきたのだ。そしてついに「殺人拳」を習得。世界を救う技術を身に着けた勝平たちは、この超人的な能力を発揮し、地球を救う救世主になるはずだったが、現在も地球はまったく滅亡していない。この事実を受け入れた師範は、勝平たちに突如解散を発表する。行き場をなくした彼らは、現代社会に戻り普通の生活をしようとするのだが…。

あらすじ

呪いの箱である通称「コトリバコ」。それに関わった人間は命をなくし、その家系も途絶えてしまうと昔から伝えられてきた。その恐ろしい箱は富士の樹海の奥底に封印されている。13年が経ち、天沢鳴とその妹の響の前に不吉な呪いの箱が現れる。それからというもの、二人の周りではさまざまな異変が生じ始めるのだった…。そして呪いの箱が眠る樹海で行方がわからなくなる人たちが続々と増えていく。日本に本当に存在する禁足地である、富士の樹海を舞台にしたホラー作品。恐怖の事件に翻弄される姉妹の姿を描く。