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検索キーワード:「本田真也/茂木愛大」
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あらすじ
時は室町時代。街では日々「座」が開かれ、中でも人気を博す見世物小屋では特異な催しが村人から役人まで皆を楽しませていた。その小屋で人気の楽士である行高(和泉元彌)は遅くまで働く真面目な性格で、日銭を稼いでは家族のために全てを使う有様であった。見かねた小屋の団長(坂元健児)は、大きな興行を控えているため早めに帰らせた。一方、行高の実家では父(綾田俊樹)と弟の行定(市川男寅)が兄の行高の後に続き、立派な楽士になるべく鼓の稽古をしていた。食事の時間、母(田口麻子)は帰宅した行高を起こしに行くが返答がない。何度も行高を呼ぶ母の声を聞き起きあがろうとする行高だったがどうにも身体が動かない。視覚もおかしい、声もでない。ふと自身の姿を鏡を見る行高の目に映ったものは.…。