あらすじ
水戸光圀(石坂浩二)が隠居して初めての正月、江戸城では将軍・徳川綱吉(堤大二郎)が大名たちから新年の挨拶を受けていた。その中で綱吉と柳沢吉保(橋爪淳)、尾張大納言徳川光友(橋幸夫)は、光圀がヒゲをたくわえたという噂を聞き声を弾ませていた。その頃、水戸藩の江戸屋敷で新年を祝っていた光圀。助三郎(岸本祐二)と格之進(山本純大)は剣の稽古に汗を流し、お絹(由美かおる)は読み書きの学習に励んでいた。そこへ、光友がひょっこり現れる。ヒゲ姿の光圀を見て嬉しそうな顔をした光友は、日光例幣使(れいへいし)の悪い噂を伝え…。