あらすじ
大阪府大阪市で生活するイカサマ小物商の小池則夫。ある日、「ふたご座は西に吉あり」というラジオの占いを聴き、導かれるようにして大阪府堺市にやってきたところ、大きなお屋敷の蔵にたどり着く。 則夫はそこで、幻の千利休の茶器「長次郎の黒楽」が入っていた箱と、その譲り状を発見。譲り状があるのなら茶器も近くにあると考え必死に探した結果、目当ての茶器を見つけた。則夫は、不自然に思われないように蔵のものすべてを100万円で買い取ることにする。大金を手にしたも同然の則夫は、上機嫌に寿司を食べるが・・・。