あらすじ
とある寂れた温泉街で昼間は郵便配達員、そしてそれ以外の時間は彫師という二つの顔を持つ鷹巣は、町はずれの白い家に引きこもって暮らす若い詩人のペンギンにファンレターを届けるのが日課だった。鷹巣とペンギンは変人同士、奇妙な友情で結ばれていた。しかしある日、ペンギンのファンという「月夜の星」という若い女性が「先生の妻になる」といってペンギンの家に突然押しかけたことでその関係は変化を見せ始める。 鷹巣とペンギンと月夜の星の三角関係。それぞれが悩みながらも、相手への思いにどうしようもなく溺れてしまう…。そんな三人にはどんな結末がまっているのか?