あらすじ

山田珠子は50歳になる自閉症の息子、忠雄と大きな梅の木のある一軒家で暮らしていた。毎日同じ時間に起き、朝ごはんを食べ、時間通り家を出るという穏やかな時を過ごしていた。そんなある日、珠子は忠雄をグループホームに入れないかと案内を受ける。最初は悩んでいた珠子だったが、親亡き後の息子を自立させる為にも、彼を入居させることに決めた。しかし、慣れない環境に戸惑う忠雄は、その苦しさからグループホームを抜け出してしまう。そして、ある事件に巻き込まれてしまうのだった…。「共に生きることの歓び」を描く親子の愛情物語がここに始まる。

あらすじ

大人の男の恋人と女生徒、両方と関係を持ちながら、なお満たされない日々を送る数学教師のサラ。あるきっかけで生き別れていた父・充の家を訪れたサラが見たのは、監禁された少年・望人だった。サラは望人をかくまって、あらゆる世話をし始めるが…。

あらすじ

重い病を抱える千紘と看護師のユリの夫妻は、千紘の妹・九美の自宅出産に立ち会うために、インドネシアのバリ島にやって来た。出産という生死のはざ間に触れた千紘は情緒不安定に陥る。耐えきれなくなったユリは、ゲイの木村に連れらナイトクラブへ向かう。