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あらすじ
新一万円札の顔となる渋沢栄一。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢は、天保11年(1840年)、現在の埼玉県深谷市である武蔵国榛沢(はんざわ)郡血洗島(ちあらいじま)村の百姓の家に生まれる。家業を手伝うことで商才を磨いた渋沢は、攘夷の志士を目指して、幾度となく挫折を繰り返しながらも自分の手で未来を切り開いてきた。江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜との出会いは彼の人生を大きく変え、幕末から明治という時代の大きな変動の波にもまれながらも、晴天を衝くような志を持ち続け逆境に立ち向かってきた。近代日本の基礎を築いてきた渋沢栄一の人生がここに描かれる。