あらすじ

1964年秋、東京オリンピック目前ながら、茨城県の農村部で育ったみね子はいまいちその実感を持てないでいるほど東京は遠い存在だった。そんな米農家の長女谷田部みね子は、出稼ぎから帰ってこなかった父親を追って集団就職をして東京へ向かうことに。想像を超える東京の都会ぶりに戸惑うみね子だったが、就職先の工場で仲間たちと励まし合いながら、なんとか乗り越えていく。しかしそんなみね子を再び不幸が襲う。みね子の勤める工場が、不況のあおりを受けて倒産してしまったのだ…！行く当てのないみね子を救ってくれたのは父親と縁のある人物で…？！

あらすじ

新一万円札の顔となる渋沢栄一。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢は、天保11年（1840年）、現在の埼玉県深谷市である武蔵国榛沢（はんざわ）郡血洗島（ちあらいじま）村の百姓の家に生まれる。家業を手伝うことで商才を磨いた渋沢は、攘夷の志士を目指して、幾度となく挫折を繰り返しながらも自分の手で未来を切り開いてきた。江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜との出会いは彼の人生を大きく変え、幕末から明治という時代の大きな変動の波にもまれながらも、晴天を衝くような志を持ち続け逆境に立ち向かってきた。近代日本の基礎を築いてきた渋沢栄一の人生がここに描かれる。