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検索キーワード:「長谷川哲史」
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あらすじ
「姓は森上、名は翔華。人呼んで、余命0年の翔華と発します」小児がんで幼いころから入退院を繰り返している森上翔華、11歳。“余命0年”を自称しながらも、いつも元気いっぱいで笑顔を絶やさない彼女は、病院の人気者。年の離れた大親友・源さんから教わった昭和ギャグや、昭和アイドルのダンスで、いつも周囲を笑顔にする存在だ。「やりたいことは全部やらせてあげたほうがいい」担当の小児科医・脇坂のすすめで、6年生の1学期から再び学校に通えることになった翔華は、1年ぶりに退院し、父の弘典、母の好江ら愛する家族が待つわが家へ。しかし、新学期への期待に胸を膨らませる翔華を待っていたのは、自信なし・気力なしで登校拒否寸前の気弱な新人教師・美月。そして、翔華をうるさいと迷惑がる野沢さんとその取り巻きたち。野沢さんは、中学受験で医学部のある附属校を目指していた。その上、幼馴染で大親友の夢空(むく)も、以前より笑顔が減っているような…。「病院より学校のほうがヤバいわ。笑顔が足りん気がするんよ」入院中、ベトナム人研修生の看護師ガーちゃんに「笑顔は10倍、100倍の薬」(ベトナムの諺)と教えてもらった翔華は、笑顔が足りない人たちを元気にすることを決心。源さんから教えてもらった魔法で奇跡を起こすことに。「奇跡のタイミングは、“奇跡のバラ”が教えてくれる」。そう信じて、魔法の水=朝露で“奇跡のバラ”を育てはじめる。「ファンタジーじゃ!」持ち前の明るさとひたむきさで、一人、また一人と問題を抱えた人たちの心に変化をもたらしていく翔華。やがて、その口癖はクラスメートにも広がっていく。生まれて初めての運動会、初めての修学旅行、そして入院中に知り合った少年との淡い初恋…。翔華は、病と闘いながらも日々を「生きる喜び」をかみしめる。だが、再び体調が悪化し、入院することに。残された時間の中で、翔華は“ファンタジーノート”に書き込んだすべての人に奇跡をおこし、その心を救うことができるのか?そして、彼女の魔法に心を救われた人たちはそのとき何を…?
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あらすじ
西園寺一は資産家の奥様・伊集院百合子に仕える執事。主人のいかなる望みにも応える仕事ぶりから、彼は“パーフェクトな執事”と称されている。そんな西園寺が奥様の願いをくみ取り、誰よりも早く事件の真相に迫り、隠された真実を解き明かす。
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あらすじ
上品な未亡人・百合子と執事の西園寺。2人は深い信頼関係で結ばれ、西園寺はいつもたちどころに百合子の望みを叶えてしまう。そんなある日、殺人事件が発生。事件に疑問を抱いている百合子の気持ちを察した西園寺は、さっそく独自の捜査に乗り出すが…。
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あらすじ
ビル清掃の仕事をするシングルマザーの花沢香。唯一、喫煙だけが彼女の癒やしだったのだが、職場の東光株式会社では、新しく来た副社長の方針で喫煙室が縮小されてしまう。そんなある日、宇宙から飛来した多数の未知の生物が人間に寄生し始める。
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あらすじ
信州真田家の勘定方・天野源助は生まれながらの小心者。迎えた妻は急死、父も闇討ちされるなど不運続きの彼の前におすえが現れる(「運の矢」)。信州松代藩下級藩士・森万之助は、参勤交代で行った江戸で遊女・おみのに一目惚れし…(「武家の恥」)。