あらすじ

リンコには3年間同棲している大学院生・イサムという恋人がいる。だが、2人の関係は良好とは言えず、ついに別れることに。それぞれが新しい生活を送る決意をしたはずだったが、別れを決意してからの彼との気楽な関係は、リンコにとって心地良く...。

あらすじ

旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた主人公（小川あん）は、川辺で水切りをしている男（加納土）と出会う。相手との距離を慎重に測っていたが、いつしか二人は上流へ向かって歩きだしていた――

あらすじ

人生が終わってしまった人々の前に現れる“とりつくしま係”は、「この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ」と告げる。夫のお気に入りのマグカップになることにした妻、だいすきな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、ピッチャーの息子を見守るため、野球の試合で使うロージンになった母。人生のほんとうの最後に、モノとなって大切な人の側で過ごす時間。