アニメ「魔法使いになれなかった女の子の話」は、赤坂優月のオンライン小説を原作とした魔法学園ファンタジーです。大型企画「Project ANIMA」の大賞受賞作をアニメ化しました。
魔法使いになる夢に破れた正反対の少女二人が、魔法学校の普通科で現実と向き合いながら成長していく姿を描きます。夢を諦めきれない少女たちの、友情と再生の物語となっています。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | アニメ |
| 公開日 | 2024年10月4日 |
| 作品ジャンル | キャラクターアニメ |
| 公式サイト | 公式サイトへ移動する |
アニメ「魔法使いになれなかった女の子の話」のあらすじ・キャスト
魔法使いに憧れるクルミと名家の令嬢ユズ。二人はレットラン魔法学校のマ組(国家魔法師養成専門学科)を目指すが、受験に失敗してしまう。しかし、なぜか普通科一組に入学することになった。
担任として現れたのは、子供のような国家魔術師ミナミ=スズキ。訳ありなクラスメイトたちとの学園生活が始まる中、二人はこの学校に何か秘密があると感じ始める。魔法使いになれなかった少女たちは、普通科で夢を叶えることができるのだろうか!?
- キャスト
- スタッフ
クルミ=ミライ[菱川花菜] ユズ=エーデル[山田美鈴]
原案[赤坂優月] 総監督[渡部高志] 監督[松根マサト] シリーズ構成・脚本[金杉弘子] キャラクター原案[星野リリィ] キャラクターデザイン[松浦麻衣] 音楽[下村陽子] 編曲[松尾早人・原口大・𠮷川美矩] 音楽制作[イマジン]
アニメ「魔法使いになれなかった女の子の話」のレビュー
面白い
夢を挫かれた少女たちが、くすんだ学園と魔法の世界を前に葛藤しながらも再び希望を見出す姿に心を激しく揺さぶられました。物語の舞台は、厳格な魔法学校の“普通科”という現実的な設定でありながら、未完成ながらも夢にすがる主人公の想いがリアルで胸に突き刺さります。映像や音楽にも温かみがあり、独特の色彩や音の選び方まで丁寧で、一度観終わった後に静かな余韻が長く深く残る作品でした。
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
柔らかい雰囲気の裏にある静かな苦しさや諦めが印象に残った。魔法を使えないという現実を受け入れながらも、自分なりの在り方を模索する姿が切ない…。全体的にセリフ少なめで、表情や間で語る場面が多く、その静けさが物語の重みを引き立てていたと思う。星野リリィさんのキャラデザは優しい画面にぴったりで、淡い色合いが物語の世界と噛み合っていた。
