映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」は、性加害への責任を問うアメリカのスリラー映画。主演はキャリー・マリガンです。
痛快な性加害の復讐劇としてだけでなく、加害者意識の欠如や被害者への理解の欠如など性加害を取り巻く周囲の問題もしっかりと深く掘り下げています。性加害の残酷さをしっかりと描き社会に問いかけているので、ぜひ多くの人に見てほしい作品です。
| 制作国 | イギリス/アメリカ |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2020年 |
| 作品ジャンル | サスペンス,ミステリー |
| 公式サイト |
映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」のあらすじ・キャスト
カフェで働く平凡な生活を送っているキャシー。彼女は30歳の誕生日を前に、定職にもつかず親の下で暮らしていた。
しかし彼女には生きがいがあった。それは、夜な夜なバーで酔い潰れたフリをして男を家に連れ込み、体を触ってきた相手に制裁を下すことだった。
そんなある日、かつて親友をレイプして自殺に追いやった男が近々結婚するという情報を耳にする。その衝撃の事実を知ったキャリーは、関係者全てに復讐するためパーティーに乗り込んでいく…。
キャシーが考えた「復讐」とはどういったものなのか?彼らが迎える衝撃なラストとは?
- キャスト
- スタッフ
カサンドラ(キャシー)・トーマス[キャリー・マリガン] ライアン[ボー・バーナム] マディソン[アリソン・ブリー] クランシー・ブラウン ジェニファー・クーリッジ ラヴァーン・コックス コニー・ブリットン
【監督】
エメラルド・フェネル
【音楽】
アンソニー・ウィリス
【脚本】
エメラルド・フェネル
【製作】
マーゴット・ロビー ジョシー・マクナマラ トム・アカーリー ベン・ブラウニング アシュリー・フォックス エメラルド・フェネル
映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」のレビュー
復讐モノの中ではかなり面白い部類に入ると思います。
構成がよくて、ただの復讐作品ではなく、人間の内面も楽しめるような感じなのがいい。
主人公の復讐に対する課程や、周囲の関係性、人間性が終盤まで葛藤変化していく様も、とても興味深く見られました。オチも強烈。
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
知性も才能もある美しい女性が、大学で親友を性犯罪の末に失います。医学部で優秀であった主人公は、大学を中退し定職にもつかずに毎晩のように夜遊びを繰り返しています。夜遊びの理由は、女性をレイプしようとしている男たちを懲らしめるため。そんな中、恋に落ち、やっと自分の人生を歩んでいこうとした彼女にさらなる悲しい出来事が…。
ラストは悲しい。誰も救われなかった結末かもしれません。

