「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」の高畑勲監督が、人間による自然破壊から自分たちの住処を守ろうと奮闘するタヌキたちの姿をユーモラスに描いたファミリー・アニメ。自然の恵み多き東京は多摩丘陵。そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし、宅地造成による自然破壊によって、タヌキたちのエサ場が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るため、タヌキたちは先祖伝来の“化け学”で人間たちに対抗することにするが……。　　[ジブリがいっぱいCOLLECTION]

「平成狸合戦ぽんぽこ」は、自然破壊により住処を失いつつあるタヌキたちが、先祖伝来の“化け学”を用いて人間たちに対抗し、自分たちの住処を守ろうと奮闘する物語。昭和40年代の多摩丘陵を舞台に、開発による自然破壊に立ち向かうタヌキたちの活動を描きつつ、人間社会の矛盾や問題を風刺。最終的には、化けることの出来ないタヌキたちは町田へ移り住み、化学を使えるタヌキは人間として暮らすようになる。