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あらすじ
舞台は財政難を理由に、隣町との合併寸前の町、由芽市。かつては「歌の町」として栄え、なかでも圧倒的な人気を誇った由芽市公認女声コーラス「シャンソンズ」は1980年~84年に全国合唱コンクール5連覇を成し遂げるまでに成長したほど。しかし、その「シャンソンズ」の練習拠点であり、街の象徴である音楽堂を取り壊してゴミ処理場にする計画が持ち上がっていた。
そんな中、歌の火を消すまいと「シャンソンズ」立て直しのため女たちが立ち上がる。シャンソンズ結成者である森香奈絵は高校時代の教え子である伝説のミュージカルスター、倉坂澪(天海祐希)をニューヨークから呼び寄せる。大きな舞台が用意されていると思った澪は意気揚々と日本へ帰国するのだが、そこで彼女を待っていたのは、素人ばかりのママさんコーラス。ブロードウェイ帰りの澪は次第に自由に歌い、踊るショーククワイアというスタイルを取り入れて「シャンソンズ」を生まれ変わらそうとしていた。が、澪とは対象的に伝統を重んじるのが、井坂忠子(石田ゆり子)。伝統を守り続けることが一番と考え従来のコーラススタイルを重んじ、ことあるごとに2人は衝突することに。シャンソンズが一致団結する日は来るのか・・・。
負債を抱え暗雲漂う街の中、生活に苦しみ、行く先に不安を感じ、さまざまな人間関係に翻弄(ほんろう)され、悩まされ前に進むことをあきらめかけていた由芽市の人々。しかし、倉坂澪が現れた時、その瞬間から何かが変わり始める。
倉坂澪は、由芽市の人々に前に一歩踏み出す勇気を与えられるようになるのか。
由芽市が夢にあふれる日は来るのか・・・。