検索キーワード:「北村寿夫」

  • あらすじ

    雲切玄蕃と竜王のわなによって、渚と小百合、そして誠丸の三人は猛火に包まれた。だが鉄丸が敵陣へと飛び込み、太刀を振るう。すると太刀から七色の虹が放たれ、猛火をかき消す水となって降り注いだ。それを機に太郎丸らの軍勢が雲切勢へと切り込んでいく。

  • あらすじ

    戦乱で荒らされた都大路。貧しい避難民の群れの中を行く若い落ち武者・太郎丸は孔雀老人と出会う。老人は若者の手で平和を築けという言葉と孔雀の羽を残して姿を消す。その出会いに新たな希望を見いだした太郎丸は、盗賊・風魔の虎丸と相対するが…。

  • あらすじ

    危機に陥った鉄丸・花代・風丸・熊丸。だが、渚が熊丸から預かった孔雀の羽の奇跡により4人は窮地を脱し、それぞれの目的のために一度別れることに。一方、古墳の地下で対峙した太郎丸と虎丸だったが、互いの思いが一致したことを知り、ついに手を握りあう。

  • あらすじ

    琉球島に勢威を誇った黄金孔雀城。だが、海賊・権太夫に滅ぼされ、2人の王子と姫が生き別れ、1人が権太夫に捕らわれる。20年後、権太夫は強欲な代官となっていたが、息子の左近は父とは反対の正義漢だった。彼は役人になり不幸な人々を救おうと都へ上るが…。

  • あらすじ

    黒冠者、火打丸、左文字ら一同に向かって、権太夫の軍勢が襲いかかろうとした時、伝令が駆けつけ、弾正の名声を伝える。直ちに権太夫は軍を率いて代官所に引き上げ、危機を脱したが、この時すでに左文字は官所に先回りして様子を探っていた。

  • あらすじ

    無数のタイマツの正体は、権太夫の応援に駆けつけた松永弾正の軍勢だった。無数の軍勢に包囲された火打丸らは、黒冠者の忍術によって危機を脱し、左近も玄九郎の妖術から逃れ、勘助もまた風の左文字に救われる。正義の若者と妖術師との戦いは激しさを増す。

  • あらすじ

    闇に浮かび上がる無数の松明。その正体は権太夫の応援に駆けつけた執権・松永弾正の軍勢だった。火打丸らは軍勢に包囲されるも、突如現れた黒冠者の忍術によって危機を脱した。同じ頃、勘助は笛師・又四郎から一菅の笛をもらい受け、奉行所の左近を訪ねる。

  • あらすじ

    はぐれ島を脱出し、ついに日本にたどりついた五郎は、鞍馬山を目指していた。そんな彼を変装した桜子が後を追う。鞍馬山を登る最中、五郎はひょんなことから夕月丸と切り結ぶことになるが、戦いの中でお互いに十字架を持つ同士と知り…。

  • あらすじ

    オンゴ一味に追い着かれ、再び捕らわれてしまった五郎は、日本の南端の「はぐれ島」に送られる。加賀爪丹波の所有する秘密の鉄砲工場で使役中、トカチが黒水仙の十字架を持つ最後の同士であることを知る。五郎はトカチの助けを借り、はぐれ島脱出を試みる。

  • あらすじ

    オンゴの反乱により滅びたカラコジア王国。家臣たちは王から財宝の秘密を秘めた七つの十字架と指輪を渡され、王子と姫と共に脱出。100年後、王国の末裔である姫は日本にいた。そして、家臣の子孫たちも日本とネパールで、それぞれ機が熟すのを待っていた…。

  • あらすじ

    左源太のもとからマリヤ姫を奪おうとする婆天連坊に短銃を突きつけられ、左源太は窮地に立たされる。だがその隙を狙い、鉄之助が忍術を使ってマリヤ姫をさらってしまう。一方、主膳は窮余の策に娘・小雪を姫に仕立てて、イスラムへ渡ろうとするのだが…。

  • あらすじ

    イスラム王国で内乱が起こり、マリヤ姫と莫大な財宝を秘めた“ギヤマンの手鏡”が日本にやってくる。妖術師・婆天連坊や忍術師・鉄之助がそれを狙うなか、正義の美剣士兄弟・左源太と右源太が立ち上がる。2人が危機に瀕した時、怪剣士・百面童子が現れる。

  • あらすじ

    百面童子の協力を得て、左源太たちはマリヤ姫の救出に成功する。一方、婆天連坊はギヤマンの手鏡の在りかを探り出し、代官屋敷の宝庫へ向かう。そこで手鏡を手にしたその時、主膳一味と百面童子に襲われ、鏡が真っ二つに割れてしまい…。

  • あらすじ

    悪代官・主膳が手に入れた「ギヤマンの手鏡」、そしてマリヤ姫をめぐる争いは、善悪入り乱れてより混沌の様相を見せてきた。そんななか、百面童子は毒蛇の陥牢に転落してしまう。さらに、洞窟に閉じ込められた右源太たちの身にも危険が迫っていて…。

  • あらすじ

    浮寝丸と小四郎が斬りあおうとしているところに主水が駆けつけ、その声に我に返った浮寝丸。笛を吹き、黒刀自の呪いを打ち破った彼は、実は、白鳥党の一族・姉小路大納言の子だった。浮寝丸と一同は、大納言を救うため、幽閉されている屋敷へと向かうが…。

  • あらすじ

    黒刀自の呪いに襲われ、再び浮寝島に連れ戻された浮寝丸。久美は失明したまま花の島に流れ着き、鉄砲に撃たれた小四郎は捕らわれの身となり幽閉される。そんななか、久美は妖術に操られ、小四郎の命を狙った。黒刀自の呪いが久美と小四郎に襲いかかる…。

  • あらすじ

    主水の襲撃に恐れをなした一角は、岩牢から嘉門を連れ出して華の島に逃亡。そこには、白鳥党の子孫であると知った小四郎がおり、されこうべ党を討つために浮寝島へ渡る。那智の浜にいた幾重とかえでも浮寝島に渡ろうとするが、黒刀自の計略にはまってしまう。

  • あらすじ

    海賊・どくろ丸のもとから風小僧に助け出された久美は、浮寝島にたどりつく。島には悪婆・黒刀自の呪いの術に操られた盲目の美剣士・浮寝丸が住んでいた。黒刀自から、清い心を邪悪に変える毒薬を飲まされた久美は、小四郎を抹殺するために行動を起こす。

  • あらすじ

    南紀州に暮らす代官・那智の嘉門のもとには、紅孔雀の宝庫を開く金の鍵が伝えられていた。紅孔雀の秘密を知る元海賊の網の長者は妖術師・信夫一角と手を組んで鍵の在りかを探っていた。一方、長者の美しい娘・久美は、嘉門の息子・小四郎に助けられ…。

  • あらすじ

    応仁の乱後、丹波の国にある満月城は野武士・赤柿玄蕃の手によって攻め落とされ、城主・丹羽修理亮は自害、家老の上月右門とその子・左源太は逃げのびる。一方、明の国に留学していた修理亮の息子・萩丸と菊丸の兄弟は父の非業な死を知り、復讐を誓う。

  • あらすじ

    黒髪山から逃れた隼人と桔梗は途中、玄蕃一味に追われるどくろの面の萩丸を救出。だが、萩丸を妖怪と信じていた右門は彼を千仭の谷底へ落としてしまう。翌朝、胡蝶尼とどくろの面が取れた萩丸が蘇る。一方、丹羽一族の再興を願う人々が「白鳥党」を結成し…。

  • あらすじ

    霧の小次郎に助けられて赤柿玄蕃の手を逃れた上月右門の娘・桔梗は、小次郎から笛吹童子の笛を盗むように命じられる。だが、笛吹童子が父の主君・菊丸であると知った彼女は菊丸を逃がすが、それを知った小次郎によって桔梗は捕らわれてしまう。