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検索キーワード:「常谷良男」
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あらすじ
完全な孤立、完全な孤独を得て、社会の螺旋から外れた「本物」の存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、街中に存在し、一方的に世界を覗き見る『箱男』。カメラマンである“わたし”(永瀬正敏)は、偶然目にした箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、遂に箱男としての一歩を踏み出すことに。しかし、本物の『箱男』になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。存在を乗っ取ろうとするニセ箱男(浅野忠信)、完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)、 “わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)......。果たして“わたし”は本物の『箱男』になれるのか。そして、犯罪を目論むニセモノたちとの戦いの行方はー!?小さな箱の中で王国を作り、守られた状態で世界を一方的に覗く姿は、不確実性の中で揺らぎながら、小さな端末スマホを手に持ち、匿名の存在としてSNSで一方的に他者を眼差し、時に攻撃さえもする現代の私たちと「無関係」と言えるだろうか…。そして最も驚くのは、著書が発表された50年前に安部公房はすでに現代社会を予見していたということだ。
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あらすじ
21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる。
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ジャンル:コメディ,ラブストーリー・ラブコメディ制作国:日本
あらすじ
霞ヶ浦のほとりにある霞ヶ浦農業高校の保健室。そこには学校中の生徒が憧れるマドンナ先生こと遠山目当てに今日も生徒が仮病を装って殺到していた。そこにサイエンス部の部長で学校一のエリートで人気者、榎木掘亜斗六が颯爽と現れる。榎木堀もマドンナに恋をしていたのだった。しかし今日も相手にされず軽くかわされる榎木掘だった。一方、校長室では一人の転校生が挨拶に訪れていた。転校生の名は森田三郎。そこへ大学で不祥事を起こし左遷された岡野馬楠がやって来る、岡野は森田の担任を受け持つこととなったのだ。森田が高校の理事長の息子だと知った岡野は態度を一変させて森田に媚を売り始めるのだった。二人が教室に行くと生徒たちが「遠山賞」という誰がマドンナのハートを射止めるかのレースが開かれていた。 学校での賭け事など言語道断だと怒る岡野だったが自分のオッズがビリだと知って何も言えなくなるのだったが潔癖な森田は許せないと榎木掘と対立するのだったが榎木掘に言い負かされて教室を後にし保健室へと向かう事となる。そこで遠山に出会った森田もまた一瞬でマドンナに心奪われる事となったのだった。その頃教室では森田の噂で持ち切りだった。森田は前の学校では暴力沙汰を起こし退校処分となった事、そしていつもシャツが返り血を浴びて紅く染まっていることから「赤シャツ」と呼ばれていた事を・・・・・・。そしてマドンナを巡って森田と榎木堀は対決する事になる。 そこへ森田を団長として迎え入れる事になる応援団員や榎木掘を慕うサイエンス部のメンバーが加わり生徒、教師を巻き込み学校中でマドンナを巡る闘いが始まるのだった。 果たして最後にマドンナのハートを掴むのは誰なのか・・・・・・?