ちゃさん

60代/男性

3 件のレビュー

投稿日順 評価順

花束みたいな恋をした

5.0

 私にとっては、昔々の話だが、どのシーンもあるある感満載。最初の出会いのぎこちない会話。それも、探り合うような会話。まさに、あるある。そこから二人の間の緊張が解きほぐれていく。その描き方が自然なのがとてもいい。そして、終わり方も、別れちゃうんだ!ではなく、おそらく、それぞれが結婚しても青春の一コマとして永遠に胸にしまっておくことになるんだろうな、と思う。  劇場で2回、配信で3回見ましたが、見るたびに気づきももらえる。永遠の作品の一つになりそう。

2024.11.14 投稿

室井慎次 敗れざる者

3.0

踊る捜査線は、テレビシリーズでまだいかりや長介が健在だった頃見ていましたが、熱心なファンではありません。レイボーブリッジはテレビ放映の時見たような気もします。その程度の立ち位置で見ると、全然面白くなかった。あえて映画にする必要はあったのか?  ストーリーも荒削り。なぜ?なぜ?をそこそこに感じてしまう。そして、最後の部分と後編の予告編で、大体のストーリーは見えてしまいました。無論、それを越える後編であることを祈るのみです。

2024.11.13 投稿

十一人の賊軍

4.0

2024年、話題になった映画で「侍タイムスリッパー」がある。自主制作映画を東映の撮影所の全面強力で時代劇の面白さを全面に押し出した作品だった。私も時代劇の面白さを再認識させてくれた作品だったと思う。 でも、「十一人の賊軍」は、本家東映が本気で時代劇を作るとこうなる!という作品だった。迫力といいストーリーといい申し分ない。幕末から明治維新の流れを知識として知らなくても、映画が楽しめるように随所に配慮がしてあり、それも歴史を知らない人にも楽しめる展開になっていた。ただ、斬首のシーン。VFXの技術も進んでいるんだし、そこはもう少し工夫があってもよかった。確かに斬首したあとの首がいかにもの作り物感があふれていて物足りなさを感じた。

2024.11.13 投稿