映画「呪葬」は台湾で製作された映画です。祖父の葬儀のために実家へ戻って来た主人公が、初七日までの期間に、悪夢や怪異に巻き込まれていく姿を描いていきます。
日本にもある初七日の風習を題材にしていて、物語が進むうちに、呪いの原因が明らかになっていきます。終盤は単なるホラーではない展開も楽しめる作品です。
| 制作国 | 台湾 |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2024年7月12日 |
| 作品ジャンル | ホラー・パニック |
| 公式サイト | 公式サイトへ移動する |
映画「呪葬」のあらすじ・キャスト
亡き祖父の葬儀のため、チュンファは娘チンシェンと共に長年疎遠だった実家へ戻る。台湾の風習では初七日の夜に死者の魂が戻るとされる。
相変わらずな態度の家族に失望するチェンファだったが、叔父の励ましで初七日まで実家に滞在することを決意。しかし、滞在し始めてから不気味な悪夢にうなされ始め、家の中では説明のつかない怪奇現象が頻発する。
やがて娘チンシェンにも異変が現れ始め、二人は底知れぬ恐怖に巻き込まれていく…。
- キャスト
- スタッフ
セリーナ・レン チェン・イーウェン ナードゥ
監督[シェン・ダングイ]
映画「呪葬」のレビュー
きちんとホラー映画で怖いところはちゃんと怖かったです。演出に何度か唸りましたが、謎が多く進んでいくに連れて家族が冷たかった理由が判明したり色々と予想外の展開で普通に面白かったです。
初七日で帰った実家が何かおかしい?何か霊的なものがいる!といった恐怖を描いたホラーだが、その背後にいるのは人間であり、霊より恐ろしいのは人間であったという展開が意外だった。台湾ホラー映画ではシングルマザーの登場が多い。
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
最初はホラー要素が強いかなと思ったけど、結局家族愛がテーマだったのが予想外。特に母と娘の関係が深く描かれていて、シングルマザーの苦悩がリアルだった。幽霊のシーンが怖いというよりも、家族内の秘密や不安定な状況が不気味で、じわじわと恐怖を感じさせる。後半、謎が次々と解けていく展開が楽しく、テクノロジーを絡めたホラーも新鮮だった。最後のオチも衝撃的で、あんな形で締めくくられるとは思わなかった。



