映画「金子差入店」は監督が古川豪、主演が丸山隆平のヒューマンサスペンス映画です。刑務所や拘置所への差入を代行する「差入店」にスポットライトを当てつつ、家族の絆を描き出しています。
あまり知られていない差入店という存在の必要性やセカンドチャンスの在り方など、世の中に対しての問題提起も感じられる深い作品です。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2025年5月16日 |
| 作品ジャンル | サスペンス・ミステリー,ドラマ |
| 公式サイト | 公式サイトへ移動する |
映画「金子差入店」のあらすじ・キャスト
金子真司は刑務所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を営んでいる。
ある日、息子の幼馴染・花梨が無差別に殺害された。加害者・小島の母から差入を依頼された金子は、戸惑いながらも仕事として応じる。
しかし常軌を逸した小島の言動に怒りと疑念を募らせていく。さらに、母親を殺した加害者との面会を求める女子高生と出会い、金子の心は揺れ動く。
2つの事件に向き合う中で、封じていた過去と家族の絆が試されていく。
- キャスト
- スタッフ
丸山隆平 真木よう子 三浦綺羅 川口真奈 北村匠海 村川絵梨 甲本雅裕 根岸季衣 岸谷五朗 名取裕子 寺尾聰
監督/脚本[古川 豪]
映画「金子差入店」のレビュー
世間からの目や、仕事のイメージなどこの仕事に限らず人には言いづらいことがあるよなと。当たり前になっているけど、需要があるから仕事になっていて、それを恥ずかしく思ったり気にしてしまうところに喝を入れる奥さんがかっこよかった。し、それが全てだと思った。
見ている人が少なそうな傑作
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
「差入店」という商いを初めて知るきっかけとなった本作。夫を支える妻、父に弱さを見せられない息子――家族それぞれの姿に胸が熱くなりました。丸山さんの父親役は自然体で深みがあり、北村匠海さん演じる殺人犯のゾッとする狂気と、その母の「母はいつまで子の責任を負うのか」という叫びも突き刺さります。特に印象的だったのは、収監された父と娘が面会で交わす筆談。言葉以上に互いを思う姿に心を揺さぶられました。差入店は、物だけでなく“やり直す希望”も届けるのだと感じます。単なる感動作に留まらない、人間の弱さと強さを映す濃密なドラマでした。
記憶をなくしてもう一回見たい
SUPER BEAVERが好きなので観たが、とても心が動かされる作品だった。内容が濃いのでいい意味で長く感じて満足感があり、色々考えさせられた。
キャスト全員の演技も最高。特に北村匠海の不気味な演技が素晴らしく、印象に残ってすごく良かった。



