戦争と青春

高校の課題で家族の戦争体験を聞くことになったゆかり。父・勇太に問うも口を開こうとしなった。そんなある日、ゆかりの伯母・咲子が子供を救おうとして交通事故に遭う。咲子には空襲で生き別れになった娘がいた。勇太は娘に、咲子の過去を語り始める。

「戦争と青春」は、東京大空襲の猛威に晒されつつも、必死に生き抜こうとする若者たちの姿を描いた反戦ドラマです。主演は工藤夕貴で、監督は今井正。この作品は今井正監督の遺作となります。原作小説の作者である早乙女勝元自身が脚本も担当しました。物語はモノクロで描かれる戦時の回想と、カラーに変わる空襲シーンの対比が特徴的で、その迫力は観る者を圧倒します。