役者になりたい

口ベタで不器用だが役者になりたい藤男は、行きつけのレストランでオーディションの課題を考えていた。課題は「お疲れ様」と言うシーンのシチュエーションを考えて演じること。藤男はさまざまなシチュエーションを妄想しながら芝居を始めるが…。

「役者になりたい」は、芝居に取りつかれた男の現実と妄想を描いた短編ドラマです。高山直美監督の手により、役者を目指す男がさまざまな妄想を繰り広げます。しかし、その“妄想”が自身の夢を否定する予想外の状況に彼を迷い込ませます。第九回伊勢崎映画祭をはじめとする多くの映画祭で注目を集めた作品で、観る者を男の心情に引き込みます。