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検索キーワード:「安部順一」
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あらすじ
傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと移り住んできた貴瑚は、虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。かつて自分も、家族に虐待され、搾取されてきた彼女は、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。やがて、夢も未来もなかった少年に、たった一つの“願い”が芽生える。その願いをかなえることを決心した貴瑚は、自身の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた、今はもう会えない安吾とのかけがえのない日々に想いを馳せ、あの時、聴けなかった声を聴くために、もう一度 立ち上がる──。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
ある日、少年の馬籠大地から父親が悪い医者に殺されたという通報が入る。警視庁の犬養隼人と高千穂明日香が実際に現場へ行くと、父親の馬籠健一は心不全で死亡していたが、その死にはいくつか不審な点があった。そして、捜査を進めると、母親の馬籠小夜子が裏サイトの「ドクター・デスの往診室」で夫の安楽死を依頼したことが判明する。そこからドクター・デスは様々な死亡案件に関わっており、警視庁も本格的な調査を始めた。しかし、依頼した遺族たちは、恨むどころかドクター・デスを守るように嘘の証言をするため、捜査は難航していくのだった。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
舞台は岩手県・盛岡。 今野秋一は、会社の転勤で盛岡に移り住むことになる。初めて住む土地で、浮いている感覚が否めない今野。そんな彼と気が合った相手は、東京の大学に通っていたという日浅典博だった。 仕事のあとに酒を酌み交わし、休みの日は川釣りに行った。青春というには遅い。しかし、大人になって他愛ないことで笑い合える仲になれる友を持つことができたのは、今野にとってとても喜ばしいことだった。 ところが、ふたりで夜釣りに行ったある日、今野は日浅の様子がおかしいことに気が付く。その日を境にぱたりと音信が途絶えてしまった日浅。一体どこへ行ってしまったのか。
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あらすじ
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0という大地震が東日本を襲った。大地震により引き起こされた大津波が、福島第一原子力発電所を直撃...。 浸水により全電源を喪失し、原子炉を冷やせない状況に陥った。メルトダウンによって大被害が出るのも時間の問題。残された唯一の方法はベントだった。この作業は原子炉内で行なわなければならない作業で、いまだかつて世界で実施されたことのないものだった。この緊迫した状況の中、遂に作戦が決行される。東電の本部や政府は危機感がまだない中、現場では所長の怒鳴り声が響き渡り…。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
先代当主の父の行方がわからないまま、突然名門・烏丸家の第27代当主となった花穎。彼が留学先から戻ると、そこにいたのは慣れ親しんだ執事ではなく仏頂面の新執事・衣更月だった。そんなある日、花穎は招待されたバースデーパーティで事件に巻き込まれる。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
「安楽死をしたい」。そんな未成年たちが廃病院に集う。人数は12人。自殺サイトで知り合った少年少女には病院を訪れた順番に1から12の番号が振られた。 サイトの運営者であるサトシは、一つだけルールを定める。それは、全会一致で自殺をするということ。自殺をする前に反対者がいれば議論し合い、反対者がいなくなるまで議論は続けられる。死にたい彼らにとってはとても簡単なルール。 そのはずだった。ところが、 密室に集まった12人を待っていたのは、生温かい死体となった予期せぬ「13人目」。想定外の事態に皆が動揺を隠せない。 果たして彼らは目的を果たすことができるのか……?!
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あらすじ
小学校の頃から将棋ひと筋で生きてきた晶司の夢はプロ棋士になること。だが夢は年齢制限という壁に阻まれ絶たれてしまう。奨励会退会後、しばらく将棋と縁を切り平凡な生活を送っていた晶司だったが、35歳になったある日、再びプロを目指そうと心に決める。
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あらすじ
本文札幌市に住む鹿野靖明は、幼少のころから筋ジストロフィーという難病を抱え、首と手しか動かすことができない。何をするのにも人の手を借りながらの生活を送る彼は、ある時病院を飛び出し、自らボランティアを募り、彼なりの自立生活を始める。おしゃべりでずうずうしくわがままな靖明に周囲の人たちは翻弄されながらも、彼のまっすぐで力強く生きる姿は、周りの人たちに勇気と希望を与えていくのであった。靖明のずうずうしくも愛おしい、まっすぐに生き抜く姿と、新人ボランティアとして靖明と関わることになった安堂美咲と将来と恋に悩む若者田中久の成長が繊細に描かれた、笑いと涙の感動作。
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
ある町工場で働き始めた元週刊誌ジャーナリストの益田は、自らの経歴を一切語らない鈴木と出会う。年齢以外の共通点は何もない2人だが、同じ寮で暮らし、友情を育んでいく。そんななか、17年前に日本中を震撼させた凶悪事件と似た児童殺害事件が起こり…。
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あらすじ
亜紀子は、ミステリー作家の一色正和と結婚し、彼の住む鎌倉へやって来た。 彼女は、鎌倉へ来てみてびっくり。そこは、普通とは全く違う場所。魔物、幽霊、妖怪、仏、死神などが、人間とともに暮らす街だった。亜紀子は、変わった環境に戸惑うものの、新婚生活を楽しむ。 正和の担当編集者をなだめすかしたり、入ってはいけないという部屋に入ったり、縁日に出かけたり、魂が抜けるキノコを食べたり、貧乏神をもてなしたり…。こうして鎌倉の街に順応していく亜紀子だったが、ある時、階段で転んだことがきっかけで、黄泉の国へ渡ることになってしまう。 それを知った正和は、彼女を取り戻すため黄泉の国へ行くことを決意するが…。