検索キーワード:「宮本輝」

  • 草原の椅子

    ジャンル:邦画制作国:日本

    3

    あらすじ

    離婚して年頃の娘と暮らす50歳の憲太郎。そんな彼に、取引先の社長・富樫と友人になったり、陶器店の女主人・貴志子に恋したり、母親に虐待された少年・圭輔を引き取ったりと、転機といえる出来事が訪れる。そんな中、彼は3人と共にパキスタンへと旅立ち…。

  • 幻の光

    ジャンル:ドラマ制作国:日本

    3.5

    あらすじ

    祖母が、そして夫が突然死へと旅立った。愛する人を次々と失った記憶と引きとめることができなかった悔恨を胸に秘め、ゆみ子は奥能登に嫁ぎ、新しい家族に囲まれて平穏な日々を送るがー。ゆみ子が12歳の時、祖母が失踪した。ゆみ子は自分の祖母を引き止められなかったことを深く悔いている。25歳になって、その祖母の生まれ変わりのように登場した郁夫と結婚したが、その時のことが、夢になって今もゆみ子を苦しめている。息子の勇一も生まれ、幸せな日々を送るある日、郁夫は自転車の鍵だけを残して自殺する。祖母、そして郁夫、大事な人々を次々と見送ってしまったゆみ子。5年後、ゆみ子は日本海に面する奥能登の小さな村に住む民雄と再婚する。先妻に先立たれた民雄には、娘の友子がいた。春が過ぎ夏が来て、勇一と友子は仲良くなじみ、ゆみ子にも平穏な日々が続いている。だが半年後、弟の結婚式のために里帰りしたゆみ子は、再びいやおうなく郁夫への思いにとりつかれる。冬のある朝、漁師のとめのがゆみ子に蟹をとってくると約束して舟を出した。静かだった海は次第に荒れてきて、夜になってもとめのは戻ってこない。ゆみ子の心は凍てつく。また自分は人を死へと見送ってしまった。やがて、とめのは無事戻るが、ゆみ子の心は晴れない。郁夫の思い出である自転車の鍵を、民雄に見咎められたことをきっかけについにゆみ子は家を出る。折から、葬列の鈴がゆみ子を死へといざなう。海辺の岩場で燃える柩の火をみつめ、たたずむゆみ子。追ってきた民雄も静かにゆみ子の後ろ姿をみつめている。やがて、ゆみ子は初めて民雄に打ち明ける。「なぜ、郁夫が自殺してしまったのか、未だにわからないのだ」と。「漁師だったオヤジが言ってた。海に誘われるのだ。沖の方にきれいな光が見えて自分を誘うんだって」民雄は言った。「誰にもそんな瞬間がある」再び春が来て、今やっと新しい家族が生まれようとしている。

  • 人魚伝説

    ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本

    3.3

    あらすじ

    アワビを採って暮らす新婚の啓介とみぎわ。ある晩、啓介は釣り人の船が爆破されるのを目撃する。死体が上がらず事件になっていなかったことから、2人は現場に向かい、みぎわが海中に潜る。だが、彼女が上がろうとした矢先、銛に貫かれた啓介が沈んでいき…。

  • 道頓堀川

    ジャンル:ドラマ制作国:日本

    3.7

    あらすじ

    美術学校に通う邦彦が、道頓堀の絵を描いていると犬を追ってきたまち子と出会う。その後、喫茶店「リバー」のマスター・武内が邦彦を小料理屋「梅の木」に案内すると、まち子に再会する。一方、武内の息子・政夫は日本一のハスラーを目指していて…。

  • 泥の河

    ジャンル:ドラマ制作国:日本

    3.3

    あらすじ

    昭和31年。大阪安治川河口付近にある食堂の息子・信雄は少年・喜一に出会う。喜一は、対岸に繋がれているみすぼらしい舟に住んでいた。ある夜、信雄は喜一の家に誘われ、蟹の巣に火をつけて遊んでいる時、ふと衝撃の光景を目の当たりにする。