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2.7

地球の核が震えるような、不穏な“音”が頭の中でとどろく。とある明け方、その“音”に襲われたジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で考古学者・アグネスと知りあい、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつき…。

3.7

妻と幼い2人の子供たち、そして使用人と多くの犬に囲まれて幸せそうに暮らすフアン。だが赤く発光する“それ”が現れた時から、平凡な日常が少しずつ変化し始める。依存症の会、ラグビー選手、サウナでの乱交…。全ての物事が歪み、奇妙に交錯していく。

4

1970年代のアルゼンチン。ある母娘は、人々の目から隠れるようにして海辺のボロ屋で暮らしていた。7歳のセシリアは、なぜそんな暮らしをしているのかわからない。ある日、学校の作文の授業で、軍に入隊した親戚が死亡したことを素直に書き綴る。

2.3

夢に見た結婚パーティ。マリアンにとって、その日は人生最良の日になるはずだった。豪邸にゲストが集う一方、周辺では貧富の格差に対する抗議運動が激化していた。暴徒化した人々はやがてマリアンの家に押し寄せ、華やかな宴は地獄絵図へと変わっていく。

3

わずかな物音や気配を察知して人間を襲う怪物がはびこる世界。アリゲールは父と兄、妹と深い森で暮らしていた。ある日、父と兄が食料の調達に行くが、帰ってきたのは父のみ。兄は死んだという父の言葉を信じられないアリゲールは、兄を捜しに出かけるが…。

3.5

メキシコからアメリカへの不法入国を試みるモイセスと15人の移民たちは、車のトラブルにより徒歩で国境を超えることになる。だが突然、何者かによる銃撃を受けた。モイセスたちは水も武器も通信手段もないまま、摂氏50度の砂漠を逃げ回ることになる。

3.3

看護師として終末期患者に寄り添うデヴィッド。息子の死を境に妻と娘とは疎遠となり、孤独なひとり暮らしを送る彼にとって、患者との親密さは重要だった。そんなある日、末期ガンのマーサに安楽死の幇助を頼まれ、デヴィッドは苦悩の末に壮絶な決断を下す…。

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