桂宮治「強情灸」～桂宮治独演会 内幸町ホール

よく効くが熱いことで有名な灸を据えてきたという男。その話を聞いていた短気な江戸っ子は、やたらに熱かったと自慢する男が癪に障り、片腕をまくるともぐさを山のように乗せて火をつけた。ちっとも熱くないと、よせばいいのにうちわで扇ぎ始めて…。

「桂宮治「強情灸」～桂宮治独演会 内幸町ホール」は、落語芸術協会の二ツ目落語家・桂宮治の独演会からの一作です。「強情灸」は、意地っ張りな江戸っ子のやせ我慢をパワフルに描いた作品で、桂宮治の力強い語り口が魅力となっています。また、桂宮治は落語芸術協会若手ユニット「成金」のメンバーとしても活動し、2021年には真打昇進予定の実力派として注目を集めています。この作品を通じて、その実力を存分に感じることができます。